等圧線
線と面
気圧の等しい地点を結んだ線で、地上天気図の骨組みです。読みどころは線そのものより線と線の間隔で、気象庁『予報用語』は「気圧の傾き」を天気図上では等圧線の混みぐあいのことと定義しています。
何を表した線・記号か
気圧が等しい地点を結んだ線です。地上天気図では、観測した気圧を海面の高さに直した値を使って描きます。気象庁『日本周辺域 実況天気図の説明』は、1000hPaを基準に4hPaごとの実線で引き、20hPaごとに太い実線を重ねると説明しています。間隔が広くて形が読み取りにくいところには、2hPaごとの破線を補います。線が閉じて囲んだ内側が高気圧と低気圧の記号の置かれる場所で、一本の線ではなく面の輪郭として働きます。
図のどこを見るか
線と線の間隔を先に見ます。気象庁『予報用語』は「気圧の傾き」を「天気図上では等圧線の混みぐあいのこと」と定義しており、混んでいるところほど傾きが大きいという読み方になります。線に添えた数字はhPa単位の気圧で、内側へ向かって値が上がるか下がるかで高低を見分けます。地上では摩擦が働くため、風は等圧線に沿わず、低い側へ斜めに横切って吹きます。風の強さの数値は風の矢羽根の側に書かれています。
読み違えやすいところ
線が混んでいることと気圧が高いことは別です。混みぐあいが表すのは高さではなく傾きで、値の低い側でも線が密なら傾きは大きいという並びが起こります。20hPaごとに引かれる太い実線を前線と読む取り違えも起きますが、前線には半円や三角の記号が付くので、記号の有無で分けられます。間隔の広いところを埋める破線は補助の等圧線で、高層天気図の等温線とは別の線です。
どの天気図に載っているか
地上天気図の全面に引かれています。気象庁が配信するアジア太平洋域と日本周辺域の実況天気図、および速報天気図がこれにあたり、白黒で印刷された線と数字だけが手がかりになります。上空の面を描いた高層天気図に等圧線は無く、そこでは等高度線が同じ役目を担います。同じ地上の図に前線や気圧の谷が重ねて描かれるため、まず等圧線だけを目で追うと面の形が取れます。