契約範囲外の追加作業
仕事の現場
頼まれた覚えのない作業が増えていく
どんな手口?
引き受けた仕事に少しずつ別の作業が足されていく現象です。記事に画像の用意が付き、動画に台本づくりが付き、納品後の差し替えまで頼まれる。一件ずつは小さいので断りにくく、気づけば当初の1.5〜2倍の時間を使っています。報酬は最初のままで、作業だけが増えていく形です。
見分け方のサイン
「ついでにこれも」、「簡単なのでお願いします」。見積書や発注書に書いていない作業が、雑談の流れで依頼される。窓口の担当者が増えると、それぞれが別の追加を持ち込み、誰も全体の作業量を把握していない状態になります。合計の工数を数えているのが自分だけなら、すでにその段階です。
こうなったらどうするか
最初に見積もりの出し方で作業の範囲を文字にしておくのが先手です。頼まれたら断らずに、対応はできますと答えたうえで追加のお見積もりを出しますと返します。値付けを避けたい相手なら、話は自然に引っ込みます。急ぎの一件だけ受けて、次から範囲に含めて値付けし直す形もあります。
相談先
一度きりなら関係づくりの範囲ですが、常態化して報酬が見合わなくなったら取引条件の見直しを切り出します。合意のないまま作業だけが増える状態が続くなら、国のフリーランス相談窓口へ。契約解除まで考える段階では、法テラスでの相談も選択肢になります。紹介で受けた仕事ほど、早めに言葉にするほうが関係は保てます。