ハンドメイド販売
売る・仕入れる
作った小物やアクセサリーを自分で売る
どんな仕事?
アクセサリーや布小物、革製品など、自分の手で作ったものを個人へ売ります。買い手が求めるのは量産品にない質感や、名前を入れた一点ものです。作品づくりに加えて写真の撮影と説明文、梱包、発送までひとりで担当します。売れるかどうかは腕前より見せ方で決まることが多く、作る時間と同じだけ売る準備に取られます。
仕事の流れ
ハンドメイド向けの販売サイトやフリマ形式のアプリに出品し、注文が入ったら作って送るのが基本です。イベント出店や店への委託という道もあります。受注してから作れば在庫を抱えずに済みますが、そのぶん納期の約束が生まれます。発送の遅れは評価に直結し、次の注文まで止まります。
単価と収入の目安
作品1点あたり800〜5000円の価格帯が多く、そこから材料費と販売手数料、送料が引かれます。手数料は1割前後の場が目立ち、手元に残る額は小さめです。半年から1年は月に数点という人も珍しくなく、収入は人によって大きく違います。原価の考え方は在庫と売上原価も見てください。
最初の1件までにやること
材料費を記録しながら、まず同じ系統の作品を5点ほどそろえます。1点だけでは店に見えず、選ぶ楽しさも生まれないためです。次に明るい場所で背景をそろえて撮り、サイズと素材、手入れの方法を書き添えます。値付けは単価の決め方を見て、材料費の何倍という形を先に決めると毎回迷いません。
向かない人・つまずくところ
作るのが好き、というだけでは続きません。時間の大半は撮影と梱包と発送に消えていきます。時給に直すと本業を下回ることがほとんどで、そこに納得できないとつらくなります。既存のキャラクターを模した作品は権利の問題が起きやすいので、著作権と納品物の権利を確かめてから作ってください。
解説動画: 【初心者さん向け】ハンドメイド販売を始めるときの準備の順番/井尾真理子-まりんことおうち
ジャンルを決めて先行者を調べる: ショップ開設までを6段階で振り返っている。1段階目は作るものをざっくり決めること。過去に作った経験や得意なもの(アクセサリー、布小物など)から大枠だけ選ぶ。そのうえで同ジャンルの作家を調べる。見るのは価格帯・どんな作品か・サービスの内容の3点で、最低限ここは押さえてから次へ進む。
試作を繰り返して質を上げる: 2段階目は試作。材料費がかかり在庫にもなるが、自分が思う線より一段上の質を目指して何度も作る。質が低いうちは登録しても見てもらえず、売れないので販売実績にもつながらないと、自分の経験から話す。作るうちに自分の作風が決まってくるので、そこからショップの世界観を固めていく。
屋号は検索してから決める: 店名は似た名前を避ける。アルファベットでもカタカナやひらがなでも検索し、同じ名前の店や会社、同じ物を売る人がいないか確かめた。客は検索で探すので、店名で上位に出ることを見越すという理由。大手と同名だと忠告もあるという。頭の中は白いA4の紙に書き出し、そこからキーワードを選んでコンセプトの言葉に組み替えた。
ロゴと口座、写真と説明文: 3段階目はロゴ・アイコン・ショップカードづくりで、デザインアプリを使った。あわせて販売専用の口座を開く。屋号でなく個人名のままでよいといい、振込も残高確認もアプリで済むネット銀行にしている。4段階目で売る品を確定し、写真を撮るが実物とかけ離れた加工はしない。値段と商品説明文もここで決める。
開設と、売れるのを待つ間: 5段階目で発送方法を決めてショップを開設し、作ったロゴ・自己紹介・説明文・写真を当てはめて店を組み立てる。発送方法が一番迷ったという。6段階目はサンキューカードや梱包資材、封筒、ピアス台紙の用意。本人は早く売りたい気持ちが勝って開設を先にし、待つ間に梱包を整えたが、先に揃える人も多いと添えている。