ギグワーク

働き方の言葉

単発の仕事をその都度受ける働き方

どういう意味?

アプリや募集サイトを通じて単発・短時間の仕事をその都度受ける働き方です。一回ごとに関係が終わるため、続けて働く義務がないかわりに、次の仕事を用意してもらえる保証もありません。報酬の決まり方は一件いくらと時間いくらの二通りが中心です。

どこで出てくるか

フードデリバリー配達や倉庫の軽作業、イベント設営などでこの呼び方をします。空いた時間に入れやすく数時間から働ける募集が中心で、書類の少なさから副業の最初の一歩に選ばれやすい領域です。天候や季節で動くのも特徴です。

使うときの注意

雇用ではなく業務委託の形が多く、ケガや事故のときの補償が薄い場合があります。契約の種類は募集ごとに違うので、始める前に労災と副業の扱いを確かめてください。短時間だから気軽と考えず、自分でかける保険も検討しておくと安心です。

解説動画: 誰でも自由に働ける?聞こえのいいギグエコノミーの裏側【アマゾンフレックス 】【ウーバーイーツ 】/イキナリデンキラボ〜仕事のリアルと家電の極意〜

自分でやってみた前提: 話し手はフードデリバリー配達と大手通販の荷物配送を実際にやったうえで話している。良いところは自由に働けて、働いた分だけ入ること。報酬の水準も他のアルバイトと比べて極端に悪くはないと言う。そのうえで悪いところを一つずつ挙げていく。

積み上がらないもの: 最大の弱点として挙げるのは資産性がないこと。事故や怪我の責任が個人事業主である自分に来ることも挙げるが、それ以上に、人とのつながりも専門的なスキルも他で生かせる経験も残らない。アカウントの評価が上がる程度で、次につながるものが積み上がらない、という指摘。

最後の一区間を人が埋める: 読んだ本の指摘をひとつ紹介している。都市間の輸送は自動運転で仕組み化しやすいが、拠点から家までの最後の区間は自動化が難しい。そこでロボットを開発する代わりに、人をロボットのように仕組みへ組み込む。ギグの仕組み自体がロボットの役をしている、という見方に納得したと話す。

雇用ではなく契約: いちばん怖いのは雇用ではなく契約である点だという。条件は発注側が一方的に変えられ、嫌なら断れる建前だが、住宅ローンや養育費を抱えていれば断れない人が一定数出る。まとめて交渉する組織もなく代わりはいくらでもいるので、条件を下げても働き手は集まってしまう。

断れる状態をつくる: 対策は条件が悪くなったら断れる状態を持っておくこと。支出の管理、別の収入の柱、自分の小さな事業を挙げる。ただし事業は1〜2年は収入が安定しないので、その間を支える保険としてギグを使う付き合い方がいい、という順番で話す。仕組みの一部になって抜け出せなくなるのを避けよ、と締めている。