撮影ボックス(物撮りテント)

撮る・録る

撮影ボックス(物撮りテント)は、商品写真の影と背景を作り置きする箱。

どこに効くか

不用品のフリマ出品やネットショップ運営に載せる写真は、背景に生活が写り込んだ瞬間に売り物に見えなくなります。部屋の天井照明だけで撮ると光が一方向から来るので、片側に濃い影が落ち、色も照明の色に引っ張られます。撮影ボックスは内側が白く、光が四方から回り込んで影を薄くするため、形と色がそのまま写ります。背景も白や黒で固定されるので、出品を追加していっても一覧の見た目がそろいます。同じ商品を何度も撮り直す人ほど、毎回の背景づくりから解放される効き方をします。光の当たり方が毎回同じになるので、撮ったあとに明るさをそろえる手間も減ります。

選ぶときに見るところ

入れる商品の大きさで箱のサイズが決まります。商品の縦横の1.5倍以上の内寸がないと寄りで撮れず、端が切れます。内蔵LEDの色温度を変えられる型は、白い物と木の物で色の転びを調整できます。折りたためる型は、使わないとき薄くしまえます。まずは白い模造紙を壁から机へ垂らして丸みをつけ、窓からの光を横から当てて撮ってみてください。それで影が消えるなら箱は要りません。日中に撮れない人、本業のあとの夜にしか作業できない人ほど、箱の価値が出ます。撮る点数が増えるほど毎回の設営時間が積み上がるので、そこも判断の材料になります。

解説動画: 【買ってよかった】ブツ撮りのクオリティが上がる!きれいに撮れる撮影ボックス「Foldio 3」/瀬戸弘司 / Koji Seto

白い箱が作るもの: 撮影ボックスの値打ちは、真っ白な環境がいつでも手に入ること。上部にコの字型のLEDが仕込まれていて、開いて電源をつなげばそれだけで明るくなる。話し手は追加の光る棒も併用しており、こちらは箱の内側に磁石で貼り付くので、当てる場所を自由に変えられる。

光の位置で変わる: 同じものでも、光を手前から当てるか、上から落とすか、後ろに回すかで見え方がまるで変わる。話し手は後ろから当てる光がとくに効くと言い、小さな人形で当て方を変えて見せている。表面が反射するものは、映り込みを避けるために光源の位置をずらす必要がある。

得意な大きさがある: 箱である以上、入る大きさに限りがある。細長いものは縦に置くと上がつかえ、横にすると左右がつかえて、白でない部分が写り込む。大きなものを詰め込むと変なところに影が出るので勧められないという。腕時計やアクセサリーのような小物は、逆にとても撮りやすい。

畳んで片付ける: 組み立ては磁石でくっつけるだけなので、慣れれば撮り始めるまでは短い。畳むと薄くなり、隙間に電源のアダプターや光る棒も収まる。弱点は背景紙で、とくに黒は摩擦があって巻き直しにくい。しわを作ると写りに響くので、戻すときこそ丁寧に扱う。