the
超頻出
英語でいちばん多く出る語
なぜ規則外?
th は /ð/ でルールどおりですが、e の読み方が規則から外れます。しかも次に来る音で読み方が変わるという、この語だけの決まりを持っています。
読み方
次が子音なら /ðə/(ザ)、母音なら /ði/(ジ)。the book はザ、the apple はジになります。つづりではなく音で判断します—— the hour は h を読まないので母音扱いでジです。強調するときは子音の前でも /ðiː/ になります。
使われ方
英語で最も出現頻度の高い語です。普段は弱形で「ざ」とも言えないくらい軽く発音され、聞き取れなくて当たり前の音になります。
解説動画: the のザとジを分けているのは文字ではなく音/Kevin's English Room / 掛山ケビ志郎
音で決まる: 学校で習う「母音字の前はジ」という文字で見分けるルールは正確ではないとしている。アメリカでは次の語の音が母音かどうかで判断する、というのが基本。hour は h を読まないのでジ、university は「ユ」で始まるのでザ。音で考えれば、例外として覚えさせられたものが例外でなくなる。
ルールを超えるジ: 強調したいときは、次がどんな音でもジになる。I saw the president なら「あの大統領を」という特別感が出る。最上級でも the best をジにすると、最上級よりさらに強い意味になると紹介している。言いよどんで伸ばすときのジも同じで、次に何が来るかを選ばない。
どちらでも聞く語: ルールでは決まらず、感覚でしかない語がある。apple や ocean はどちらも自然で、ディズニー『モアナ』でも The ocean is a friend of mine をザと言っている場面がある、と実例を挙げる。逆にumbrella はジしか聞かず、the sun はザしか言わない—— 太陽は「あの太陽」と言う場面が無いから、と話している。
迷ったときは: 次の語の音が母音ならジ、と決めておけば大きくは外さない。F で始まる略語は F を「エフ」と読むので母音の音で始まり、見た目に反してジになる—— アルファベット1文字は名前と音がずれるものが多い。間違えても意味は伝わる軽いミスで、そこで詰まるより滑らかに話すほうが大事としている。