二次代謝物質(secondary metabolites)

意味

二次代謝物質は、生物の成長や生存に必ずしも直結しない代謝でつくられる有機化合物である。

解説

呼吸や光合成のように生存に必須の働きを一次代謝、毒性や生理活性をもつアルカロイドなどの生合成を二次代謝と呼ぶ。一次代謝の産物は種を越えて普遍的だが、二次代謝の産物は種ごとに異なる。

富山県立大学の野村泰治は、植物の二次代謝産物の総数が20万種類を超えるとも見積もられ、抗菌や殺虫の活性による生体防御への寄与が最も広く認められていると書いている。代表的な群はアルカロイド、テルペノイド、ポリケチドで、近年は特化代謝産物とも呼ばれる。

出典

植物二次代謝産物による生体防御:生合成機構の解明とその利用 https://www.jstage.jst.go.jp/article/toxpt/44.1/0/44.1_S4-1/_article/-char/ja/

分化の視点から植物代謝の謎に迫る https://www.riken.jp/pr/closeup/2024/20240611_1/index.html

二次代謝産物(Wikipedia 日本語版) https://ja.wikipedia.org/wiki/二次代謝産物