フィトクロム(phytochrome)
意味
フィトクロムは、赤色光と遠赤色光を見分けて発芽や花芽形成を切り替える、植物の光受容体である。
解説
フィトクロムには赤色光を吸収する型(Pr)と遠赤色光を吸収する型(Pfr)があり、光を受けると互いに移り変わる。Pfrは核へ移動し、フィトクロム相互作用因子と結合して遺伝子の発現を変える。レタスの種子は赤色光を当てると発芽するが、その直後に遠赤色光を当てると発芽しない。
赤色光と遠赤色光のどちらを最後に受けたかで応答が決まり、花芽形成や、ほかの植物の陰に入ったときの避陰反応にも関わる。理化学研究所放射光科学研究センターの研究チームは、植物フィトクロムAの構造変化を可視化したと2021年に発表した。
出典
植物フィトクロムAの構造変化を可視化 https://www.riken.jp/press/2021/20210226_3/index.html