ロープワーク図鑑 | オトモネイチャー

もやい結びは、ほどけず締まらない輪を作る万能の結び方。

もやい結び
写真: Markus Bärlocher / Public domain(Wikimedia Commons)

使いどころ

テントやタープの張り綱を大きさの変わらない輪で木やハトメに掛けたいときの定番です。太さを問わず結びやすく、輪が締まらないので命綱にも使われます(東京消防庁)。締めつけたくない相手につなぐ結びでもあり、犬のリードを支柱や手すりに結ぶ例もあります(大阪市東成消防署)。係留のロープをリングやポストに留める用途にも向きます(Animated Knots by Grog)。

結び方

まず、作りたい輪の大きさ分のロープを残して元側のロープに小さな輪を作ります。末端をその輪へ下から通し、元側のロープの後ろをぐるりと回して、もう一度同じ輪へ上から差し戻します。最後に元側と末端を同時に引いて形を締めます。同じもやい結びに仕上がる手順は3通りあり、引くとほどけるスリップノットの形から作る道筋や、端を元側の裏へ回して輪へ入れる道筋があります(ひとり親方ロープワーク)。

コツ・注意

荷重が抜けた状態で揺すられるとゆるむことがあります。荷重のないもやい結びは自然にほどけやすいので、ダブルオーバーハンドの止め結びを足し、末端はロープの周囲の12倍を残します(Animated Knots by Grog)。登攀では結び間違いとゆるみが起きやすく、細心の注意が要ります。締め付ける結びではないので、きつく縛る用途には向きません。

解説動画

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もやい結びの覚え方「した・した・した・上」

概要

ロープの先端に、決まった大きさの輪をつくる結び方を解説している。引っ張っても緩まず輪の大きさが変わらないがっちりした結び目になるのが特徴で、船舶の係留や消防のレスキュー、アウトドア、造園など幅広い場面で使われる。キング・オブ・ノットとも呼ばれる、最も有名なロープワークの一つとして紹介している。

結ぶ手順と覚え方

右手に先端、左手に元ロープを持ち、元ロープが下になるように数字の6のような輪をつくる。先端をその輪へ下から通し、元ロープの下に重ね、最後に中心の輪へ上から通す。先端と輪の右側、元ロープをそれぞれ持って引き締めれば完成する。上下どちらに重ねるかで迷いやすいので、した・した・した・上と唱えながら手を動かすと順番を忘れにくい。

対象物に回して結ぶ場合

杭や柱のような対象物に結びつけるときも手順は変わらない。裏側からロープを回して右手に先端、左手に元ロープを持ち、元ロープが下になるよう輪をつくって、先端を下から通し、元ロープの下に重ね、中心の輪へ上から通して締める。手順を体で覚えてしまえば素早く結べるようになる、と説明している。

解き方

結び上がりはしっかりしているが、解くのは簡単だと説明している。表から見て横に渡っている紐と、裏返して横に渡っている紐を、それぞれつまんで真横に引っ張るだけでするりと解ける。強く引き締めた後でも、力任せに引っ張る必要はない。

出典: 結び方ナビ 〜 How to tie 〜(YouTube)で動画を見る ▶

出典

  1. 資料・英語 Animated Knots by Grog Bowline Knot
  2. 公的機関 東京消防庁 第15章 救助(結索)
  3. 公的機関 大阪市東成消防署(2022) 簡単ロープ結索(けっさく)方法!
  4. 動画 ひとり親方ロープワークROPEWORK ロープワーク もやい結びの便利な3種類の結び方

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