ロープワーク図鑑 | オトモネイチャー

巻き結びは、ポールや木に素早く巻きつける結び方。

巻き結び
写真: Pearson Scott Foresman / Public domain(Wikimedia Commons)

使いどころ

タープのポールにロープを留めたり、立ち木を支点にして物干しロープを渡すときに使います。棒などに結ぶ方法で、結ぶのも解くのも簡単なので、設営中の細かな固定に何度も出番があります(東京消防庁)。先端が輪になっていないロープをフックに掛けて縛り始めるときにも使い、軽トラに積んだ竹を縛る場面で出てきます(よろずや 桃ちゃんねる)。

結び方

支点にロープを一周回し、末端を元側のロープに交差させます。そのまま同じ向きにもう一周回し、二周目の末端を交差した部分の下へ通して引き締めます。巻いて作る形は支点の先がふさがっているとき、同じ向きの輪を二つ重ねて差し込む形は先が空いているときに向きます。仕上げは巻いた部分を隙間なく寄せ、交差する部分を引く向きから外します(Trailguide Pictures)。

コツ・注意

ロープの張りが抜けると、緩んだり滑ったりします。最後の締めが緩いと振動で緩むので、端末にさらに半結びをかけます(東京消防庁)。単独で使う結びではなく、係留には周回を足したふた結びなどを選びます(Animated Knots by Grog)。リギング用の実験(Kane, 2012)では、ポリエステルのロープの切れる荷重は、巻き結びなど4種の結びで近く、ロープで大きく違いました。

ふた結び
ふた結び写真: Sawims at Dutch Wikipedia / Public domain

解説動画

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巻き結びと固め結び(コンストリクターノット)の違いと使い分け

概要

物を縛るときに使う固め結び(コンストリクターノット)を紹介しながら、途中まで手順が同じ巻き結びとの違いを説明している。どちらも対象に紐を2周巻きつけて交差させるところまでは共通で、最後に先端をどこへ通すかだけが変わる。見た目もよく似ているが、締まり具合と解きやすさが違う。

巻き結びは最後の一手が違う

先端を右にして紐を上からかぶせ、裏から一周巻きつける。巻いてきた紐が左上から右下へ交差するようにして、もう一周巻く。ここまでは固め結びと同じで、巻き結びは最後に中心の交差部をくぐらせず、巻きつけた紐へ先端を通して左右に引き締める。この一手だけで性格の違う結び目になる。

解きやすさで使い分ける

固め結びは交差部の下に先端をくぐらせるぶんより強く締まり、引っ張っても簡単には解けない。とにかくしっかり縛って解かない用途に向く。対して巻き結びは一番上に重なっている紐をつまんで引くと解けるので、何度も開け閉めする袋の口を縛るような場面で便利だと説明している。

使いどころ

袋の口をしっかり縛る、徳利のような形の物を吊るす、たくさんの物を束ねるなど、どちらの結びも用途は幅広いと紹介している。簡単な手順でしっかり締まるので、結ぶ目的に合わせて使い分けるとよい。

出典: 結び方ナビ 〜 How to tie 〜(YouTube)で動画を見る ▶

出典

  1. 資料・英語 Animated Knots by Grog Clove Hitch
  2. 動画・英語 Trailguide Pictures Two EASY ways to tie a Clove Hitch Knot
  3. 動画 よろずや 桃ちゃんねる 【巻き結び】一瞬で超簡単フックに引っ掛ける結び方
  4. 公的機関 東京消防庁 第15章 救助(結索)
  5. 論文・英語 Brian Kane(2012) Breaking Load of Hitches and Ropes Used in Rigging

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