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肌がゆらぎやすい時期に、手入れを減らす。

季節の変わり目の手入れは、増やすより減らすことと、替えるのを急がないことで組み立てます。皮膚のバリア機能は気温・湿度・皮脂の分泌量といった外の環境の影響を受けており、季節の変わり目には3つとも短い期間で大きく変わります。肌が新しい環境に慣れるまでには時間がかかり、これまで使っていた化粧品でもヒリつきや乾燥、皮むけなどが出やすくなる時期です。

バリア機能
バリア機能写真: Salsero35 / CC BY-SA 4.0

減らすのは、洗浄と角質ケアです。気温差の大きい時期は、洗浄力の強い洗顔料や角質ケア用品の使用頻度を一時的に減らし、肌の状態を確かめながら手入れを見直します。角質ケアやパックの回数を増やす方向は、「角質は取れば取るほど肌がきれいになる」という説と同じ考え方で、肌への負担を大きくすることがあります。減らすものには、肌に触れる回数も入ります。バリア機能が乱れると、ひげそりやマスクなどの日常の摩擦にも反応しやすくなるため、指で触ったり、こすったり、マッサージしたりすることは控えます(形成外科医の北條元治)。

保湿剤は季節に合わせて一気に切り替えず、しばらくは今までの製品と新しい製品を併用しながら、量や種類を少しずつ調整します。複数の製品を新しくするときも、同じ日から始めず、1つ替えたら1週間ほど肌の様子を見てから次へ進みます(かずのすけ)。中でも洗顔料とクレンジングは製品ごとに洗浄力がかなり違い、急に別のタイプへ変えると肌への負担の感じ方が変わりやすいとされます(同)。併用の期間を挟んでおくと、新しい保湿剤の日にヒリつきが出ても、前の製品に戻して比べられます。量を足せば良くなるとは限りません。

ケアを急に変えないのは、この時期の肌がふだんより刺激を受けやすく、いつも通りの手入れでもヒリつきや赤みなどの反応が出ることがあるためです。バリアが乱れた状態では、低刺激の製品でもヒリつくことがあります。肌の調子が悪いからと一度に何種類も新しい化粧品を試すのは、原因の候補を増やすだけになります。肌の状態を見ながら段階的に調整することで、反応を抑えやすくなります。

保湿だけではヒリつきや赤みが引かず、症状が数日以上続く場合は、皮膚科を受診して相談してください。

出典

  1. 動画 かずのすけ 肌荒れしやすい人…化粧品の【全部一気替え】してませんか?「化粧品を変えた時の肌荒れ」を防ぐ超重要なテクニックを教えます
  2. 動画 北條元治(形成外科医。化粧品の開発を告知することがある) 【対応策と予防法】肌荒れ、肌トラブルが起きたら必ずやってほしいことを、医師が解説します