攻略 | オトモマッスル

SPF・PA、使い心地、落としやすさで選ぶ。

日焼け止めを選ぶときは、まず容器に書かれた2つの数値を読み分けます。SPFは主にUVBによる炎症を防ぐ働きの強さ、PAは主にUVAによる影響を防ぐ働きの強さを示し、2つは独立した指標です(SPF・PA)。SPFは、何もつけていない状態で肌が赤くなり始めるまでの時間を、数字の分だけ先延ばしできるという考え方で決まり、PAは+から++++の段階で表されます(かずのすけ)。SPFが高い製品でも、PAが同じように高いとは限らないので、2つを別々に確かめます。

重視する数値は、防ぎたい影響によって変わります。UVA・UVBにあるとおり、UVBは肌表面に赤みや炎症を起こす主な原因、UVAは肌の奥まで届き、乾燥や小じわなど長期的な変化に関わるとされています。長い年月をかけて積み重なる変化は、光老化の項目で扱っています。

UVA・UVB
UVA・UVB写真: Lashb007 / CC BY-SA 4.0
光老化
光老化図: オトモシリーズ

数値は、その日に浴びる紫外線の時間と強さに合わせて選びます。通勤や買い物など日常生活が中心の日はSPF10〜30・PA++前後の製品で足りることが多く、屋外レジャーやスポーツで長時間日差しを浴びる日にはSPF50・PA++++に近い製品を選ぶ、という使い分けが一般的です。表示の数値は、決められた量を塗って紫外線を当てる試験で測られ、長時間屋外で日差しを浴び続けるような比較的厳しい条件を想定しています。日常で塗る量が試験の量より少なくても、効果がまったく無くなるわけではありません(かずのすけ)。

使い心地も、数値と切り離せません。数値が高い製品ほど、紫外線吸収剤や酸化亜鉛のような紫外線を防ぐ成分の配合量が多くなる傾向があり、使用感が重くなったり、肌によっては刺激を感じやすくなったりする場合があります。高い数値でも使用感を工夫した製品はありますが、屋内で過ごす時間が長い日にまで高い数値の製品を使い続けると、肌に合わないと感じる場合もあります。いつも一番高い数値を選べば安心とは言い切れません。

酸化亜鉛
酸化亜鉛写真: Ondřej Mangl / Public domain

選ぶ基準は、防ぎたい紫外線の強さと、毎日使い続けやすいかの釣り合いです。日常生活が中心の日と屋外で長く過ごす日とで目安の数値を分けておくと、朝にその日の予定を確かめるだけで、塗る1本が決まります。どの製品を選んでも、決まった量を塗ってはじめて表示に近い効果になります。

出典

  1. 動画 かずのすけ 日焼け止めの選び方<基礎講座編>【正しい「SPF」の考え方、「塗る量」などについて化粧品の専門家がやさしく解説!】