喉が痛むサイン

歌っている間

これ以上歌うと危ないという体の合図

どういうこと?

炎症が起きていても、痛みは遅れて出てくることが多い合図です。先に出るのは、高い音だけ急に出ない、声が二重に割れる、息が漏れて音にならない、といった変化のほうです。声帯がむくんで厚くなると同じ高さに届かなくなるため、キーが下がったように感じられます。

どうするか

1曲終わるごとに、入って1曲目に出た高さと比べてみてください。届かない、かすれる、息が漏れると感じたら、1〜2曲ぶんキーを下げるか順番を飛ばします。音量を落とすだけでも喉の減り方は変わります。歌っていない時間は普通の小声で話し、ささやき声は使わないほうが安全です。下げ方はキーを変えるへ。

注意

お酒が入ると痛みを感じにくくなり、気づいたときには声が出なくなっていることがあります。痛みを我慢して歌い切るのがいちばん危ない選択です。声が出ない状態や強い痛みが3日以上続く、痰に血が混じるといったときは、自分で原因を決めずに耳鼻咽喉科で診てもらってください。

解説動画: 喉が痛くなる原因・仕組み・予防法について徹底解説!【第一三共ヘルスケア】/ねこいちさん【第一三共ヘルスケア】

原因は外か自分か: 喉が痛くなる原因を、空気中に原因があるものと自分の行動に原因があるものの2つに分けるところから話が始まる。前者はホコリ・花粉・細菌・ウイルス。後者は大声を出して喉を酷使する、タバコや激辛料理で喉に刺激を与える、といった心当たりのこと。

異物を追い出すしくみ: ここで言う喉は、鼻の奥から声帯のある気管の入口までの空気の道と、口から食道へ向かう食べ物の道の両方。呼吸する・飲み込む・声帯で声を出すの3つを担う。内壁には繊毛運動という防御があり、粘膜で潤った壁に異物をくっつけて、細かい毛のような組織が体の外へ運び出す。

乾くと守れなくなる: 乾燥して繊毛のまわりの水分が不足すると繊毛の動きが鈍る。吸い込んだ異物を外へ排出できなくなり、炎症やウイルス感染が起きやすくなる。空気が乾いていると喉が痛くなりやすいのはこのため、という筋道になっている。対策に挙がるのは加湿器・のど飴・うがい・マスク。

受診の目安: 辛いもの・熱いもの・酒の飲みすぎも刺激になりやすく、カラオケで歌いすぎた後や大声を出し続けた後も痛くなる。直接の刺激に心当たりがないのに痛むときは風邪も疑う。市販薬は風邪でも刺激でも飲んでよいとしつつ、5〜6日たっても良くならないなら服用をやめて受診、と締めくくる。