ボーカロイド曲
サブカルチャー
合成音声を前提に書かれた、人に厳しい曲
どんなジャンル?
息継ぎを必要としない歌声合成に向けて書かれたため、人の息が続かない長さの歌詞が平気で続きます。テンポ160〜200の速さで十六分音符に言葉を詰め、音の跳躍も大きめです。合成音の得意な高い音域が基準なので原曲キーは女性にとっても高いことがあり、人が歌い直した音源を先に聴くと届く範囲が分かります。
歌い方のポイント
息を吸う場所を自分で作ります。歌詞を書き出し、意味の切れ目で一文字捨てると吸う場所に変えられます。速い言葉は子音の立て方で頭だけ立て、母音は短く切ること。跳躍の大きい箇所は高い音だけ先に歌うようにして、あとから言葉を乗せます。口が回らない行は、遅くして一行ずつ形にしてから戻すのが確実です。
選ぶときの目安
滑舌に自信がある人から先に伸びるジャンルです。テンポ変更で少し落として練習し、元の速さに戻して歌えるかを試すと相性が分かります。同じ曲でも人が歌い直した版が複数あることが多いので、自分のキーに合う版を探すだけで難易度は変わります。下げ幅は2〜4半音にとどめると原曲の雰囲気が残ります。
つまずくところ
息継ぎを我慢して歌い切ろうとすると、後半で声も音程も一緒に崩れます。吸うために一文字捨てるのは負けではありません。高速の曲はリズムの評価も落ちやすく、点は伸びにくい傾向です。喉が締まる感覚が続く日は、速い曲を一曲までに。歌詞が長い曲は前奏の間に全体を眺めておくと落ち着きます。
解説動画: 【保存版】ボカロ上手く歌うコツ5選!見なきゃ損/いくちゃんねる
歌えるキーを先に探す: 合成音に向けて書かれた曲は音域が広く、普通の曲では出てこない高さが最高音に来ると言います。原曲のまま歌える人は特別だとして、まずキーを変えることを勧めます。男性は1オクターブ下でぐっと歌いやすくなる一方、女性は下げすぎになるので、そこから少しずつ戻して合う高さを探します。
音の跳躍を先に覚える: この手の曲は音が大きく飛び回るので、メロディを細かく覚えるのが先だと述べます。人が歌う曲より確実に難しいうえ、雰囲気で歌うと間違えたまま覚えてしまう。サビの一行でも音が動き続けるため、細部まで聞いて拾ってから歌に移る、という順番を示します。
速さを落として戻す: テンポが速く、言葉の詰まった曲が多いとも指摘します。最初から原曲の速さでいくと口が回らないまま崩れるので、遅く再生できる道具でゆっくり流し、細かい音を聞き取ってから戻す。慣れた分だけ速くしていけばよく、いきなり原曲の速さで通さないのが要点です。
人にしかできない足し方: 人が歌うことを意識することが大事だと言います。歌い方に決まりが無いぶん、こぶしを入れる、あえて裏声に置き換える、声の色を変える、強弱を付けるといった足し算は自由。分からなければ人が歌い直した音源を真似るところから始めます。
歌詞から歌い方を決める: 最後に挙げるのは歌詞を汲み取ることです。決まった歌い方が無い以上、歌詞を読んで自分で決めるしかないとして、強く当てる、低い声を使う、明るい声にすると選び分ける。合成音にはできないことを足せるのが人の側で、そこに自分らしさが生まれると結びます。