バラード
しっとり歌う
ゆっくり歌い上げる、ごまかしの効かない曲
どんなジャンル?
テンポは60〜80ほどとゆっくりで、一つの音を2〜4秒伸ばす場所が何度も出てきます。伴奏が薄いぶん声がむき出しのまま届くので、音程のずれも息の音も隠れません。静かに始めてサビの最高音へ届く組み立てが多く、どこで力を使うかを先に決める曲です。間奏は長めに取られていることが多く、その数十秒で息と気持ちを整え直せます。
歌い方のポイント
歌い出す前に息の配分を決めます。4拍吸って8拍で吐くを2回くり返して息を長くし、1番だけでよいので吸う場所を三箇所ほど選んでおきます。伸ばす音は最後の一拍で音量を落とすと品よく終わり、ロングトーンの途中で音程がぶら下がる癖も出にくくなります。吸う音はマイクに乗りやすいので、口の正面を少し外して吸うと目立ちません。
選ぶときの目安
確かめるのは一点だけ、サビの最高音が地声で届くかです。口ずさんで苦しいようならキーを変えるで下げたほうが結果は良くなります。歌詞の文字数が少ない曲ほど一息の長さが要るので、息が続かない自覚のある人は言葉数の多いミディアムテンポから入ると挫折しません。記憶の中の高さより実際は半音ほど高いこともよくあります。
つまずくところ
静かな曲ほどマイクを口から離しすぎて声が痩せます。伴奏が薄い場所では3〜5センチまで近づけて構いません。もう一つは感情を込めようとして喉を締めてしまうことです。眉と肩の力を抜くだけで音程が戻ることも多いので、力みに気づくの合図を先に覚えておくと立て直せます。歌い終わりの余韻を待たずにマイクを下ろすのも惜しい終わり方です。