マイクの扱いによる取りこぼし
減点を避ける
声が拾われず歌っていないと判定されること
何を見ている?
採点が見ているのは、マイクから入った音だけです。口が離れたり網の部分を手で覆ったりすると声が細く入り、機械は歌っていないと判断します。実際にはきれいに歌えていても、その区間は入力なしとして処理され、歌った実感と点がいちばん食い違うのがこの失点です。
どうすれば伸びるか
口から2〜5センチを保ち、真正面ではなく少し下へ向けて構えます。持つのは胴の真ん中あたりで、指が網にかからない位置です。いちばん多いのは高い声でのけぞって離す動きなので、マイクの持ち方ごと固定し、腕を軽く前へ出したまま歌ってみてください。それだけで入りが変わります。
勘違いしやすいところ
声が小さいからとマイク音量を上げると、今度はハウリングや吐息まで拾い、別の減点に化けます。二人で一本を回し合うのも危なくて、どちらの声も半端に入り両方が下がります。デュエット採点でないなら一人一本ずつが基本で、渡すのは曲の切れ目にしてください。
機種による違い・補足
拾いやすさはマイクの種類と部屋の設定で変わり、同じ歌でも数点ほどは動きます。点が急に落ちた日は、歌い方を疑う前に向きと音量を確かめるほうが早道です。機種による差もありますが、実際に効いているのは持ち方と距離のほうで、こちらは今日から直せます。歌い出す前に一度、自分の声が返る大きさを耳で確かめておくと安心です。
解説動画: 【カラオケ】驚くほど「マイクに声が通るようになる」3つの方法!/けいたんの歌うま増やします。
声が前に来ていない: 口の奥だけで声を出していると音が後ろにこもり、マイクは口の前にあるので届きません。前に出ていても焦点が散らばっていれば同じで、拾われ方が薄くなります。練習法は人差し指を上の前歯の裏に当て、その一点だけに声を集めるつもりで伸ばすこと。声のかたまりが前へ飛ぶと、そのままマイクにも通る声になります。
母音を倍ていねいに: 子音ばかり強い人は言葉がぶつ切りになり、響きがマイクに乗りません。響きを作っているのは主に母音なので、いつもの倍ていねいに発音する。言葉それぞれの後ろにあるア・イ・ウ・エ・オを最後まで鳴らすと声が広がり、それだけで通り方が変わると説明しています。
拾う向きが決まっている: カラオケのダイナミックマイクは単一指向性で、前方からの音はよく拾い、横や外側はほとんど拾わない設計です。だからヘッドを口の正面へ向けるだけで入り方が変わります。上に向けたりおでこに当てたりは論外として、少し向きがずれている、離れすぎているまま損をしている人が多いと指摘します。
指二本と、覆わない手: 近づけすぎると音が割れるうえ、不特定多数が使うマイクでは菌をもらって風邪をひくこともあるので、目安は指二本分。ヘッドを手で覆うのが良くない理由は二つで、前方以外の音まで拾って伴奏を増幅しハウリングを招くこと、口を両手で覆って声を出したときのように音がこもることです。