ブレスのノイズ

減点を避ける

吸う音がマイクに乗って点を削ること

何を見ている?

息を吸う音はほんの一瞬の雑音ですが、マイクの目の前で鳴ると採点機が声として拾ってしまうことがあります。高さの付かない音が入れば、その区間は外れた扱いになったり、次の音の出だしが遅れて判定されたりします。点の話を抜きにしても、聞いている人には苦しそうな歌という印象だけが残ってしまいます。

どうすれば伸びるか

吸う瞬間だけマイクをこぶし一つ分口から離すか、顔を軽く横へ向けます。吸い方そのものも変えられて、口を大きく開けて吸うほうが、鼻や細い隙間から吸うよりずっと静かです。ブレスの位置を決めるときにまるまる1拍の余裕を作っておくと、そもそもあわてて吸う場面が減り、音も出にくくなります。

勘違いしやすいところ

音を消そうとして吸う量まで減らすと、フレーズ後半で息が尽きてロングトーンの音程落ちにつながります。静かに吸うことと少なく吸うことは別ものです。マイクを離す癖が付きすぎるのも危険で、今度は声そのものが拾われず、歌えているのに取りこぼしだけが増えていきます。吸う場所を先に決めておくと、両方まとめて避けられます。

機種による違い・補足

息の音に厳しいかどうかは機種の系統で違い、短い雑音を無視する処理を持つものもあります。ただし部屋の反響やエコーの深さでも乗り方は変わるので、同じ歌なのに点が日によって数点ほどぶれるときはエコーの設定を疑う価値があります。歌い方より先に環境を見てください。

解説動画: これは見ておいた方がいいと思う。歌を歌う時のブレス(息継ぎ)の本当のやり方【ボイトレ/歌が上手くなる】/ひょっとこ歌唱研究ch

息は自分で吸いに行かない: 結論は、息は自分から吸いに行かない、体にオートで吸わせるです。お腹を使って吸うのが腹式呼吸、お腹を使わずに胸を広げて吸うのが胸式呼吸ですが、投稿者はどちらも自分から吸う動作が要る点をよろしくないと考えています。歌の息継ぎをそこから見直す、という入り方です。

胸で吸ってお腹で吐く: すすめているのは両方のいいとこ取りで、胸式で吸ってから腹式で吐くやり方です。吐いたあとのお腹が元に戻ろうとするので、次の息は勝手に入ってきます。歌っているあいだの息継ぎは基本的にこれでいい、肉体構造上も自然だと言っています。

その場で確かめる体感ワーク: 動画を一時停止して試す形で紹介されます。まず息を全部吐き切り、そのまま息を止め、止めたままマッスルポーズを取ります。そこで止めるのをやめると勝手に息が入ってくるのが分かります。自分から吸いに行かなかったという感覚こそ狙っているもの、という確かめ方です。

呼吸器の模型が言いたかったこと: 投稿者がボイトレで見た呼吸器の模型について、伝えたかったのは三つだと整理します。胸と腹の動きは肺とつながっていること、息は勝手に入ること、そして一番大事なのが肺に空気が入った状態から始めることです。上半身を広げて入れた状態をゼロ地点としてキープし、そこから腹式で調整する、と言い直しています。

これが唯一の正解ではない: 最後に、呼吸法には流派のようなものがあるので、これが絶対に正しいわけではないと断っています。強制はしないが歌に関してはこのほうが断然歌いやすいと思う、という言い方で、一つの知識として持っておいてほしい、と締めています。