声質に合う曲の探し方
自分に合う曲を選ぶ
自分の声の質から曲を絞っていく道すじ
何の話?
声の太さや明るさは、声帯の長さと厚みと、喉から口までの空間の広さでおおよそ決まります。そのためよく鳴る高さが人ごとに違い、そこへ収まる曲は音域が同じでもはっきり楽に聞こえます。息の混ざった声、芯のある声、鼻によく響く声では似合う曲が変わるので、高い低いより先にこの相性を見るほうが近道です。声質が動くのは何年もかけてなので、今日の声で選びます。
どうするか
録音機能で三曲録り、翌日に聴き返します。歌っていて気持ちよかった曲ではなく、聴き返して違和感が少ない曲が合っている曲です。当たった曲と同じ雰囲気の曲をたどると候補が増えます。バラードと激しい曲を一曲ずつ混ぜて、どちらで声が痩せるかも見ておいてください。
つまずくところ
録音の声は自分の耳で聞く声と別物で、最初はほとんどの人が落ち込みます。それが人に届いている声なので、三回聴いてから判断してください。似合う声を誰かの真似で作ると喉に無理がかかり、その日のうちに枯れることもあります。あくまで自分の声のまま、鳴りやすい高さへ曲を寄せていってください。声質と体つきもあわせて。
解説動画: 【歌唱タイプ診断】8つの発声バランス別歌唱タイプとその特徴を紹介します!あなたの歌唱タイプは果たして!?【ボイトレ/ボイストレーニング】/ひょっとこ歌唱研究ch
配分の偏りで八つに分ける: 歌うときに意識する四か所への力の置き方をパーセンテージの配分として考える枠組みが土台です。どこへ何割置くかで歌声が変わる、という前提から偏り方の違いで八タイプに整理していきます。ただし独断と偏見による分類で、タイプ名も本人が付けただけなのでよそでは通じないと念を押しています。
響きをどこに置くかで分かれる: 上側の配分が大きい型は鼻腔共鳴寄りで、声に艶があり、向かい合って聞くとどこから声が出ているのか分かりにくい。口をあまり開かず、人によってはマイクを鼻の高さまで上げて歌います。下側が大きい型は息の混じった声になり、歌う口の形で下の歯が見えるのが目印です。
顔の前に集める型と奥へ引く型: 顔の前面へ集める型は、低い音は息混じりで高くなるほど響きを足していくのが特徴。表情をゆがめず、一曲を通して動きが少ない。奥へ引き込む型は声が深く、しゃべり声と歌声が近い。しゃべっているように聞こえるのに真似ができない、と評しています。
深く響く型と、突き抜ける型: しっかり響いて深さの出る型では喉仏が下がります。もう一方は声が尖って突き抜ける型で、聞いていると高い音が出そうに感じる、という言い方をしています。同じよく通る声でも、深さか鋭さかで中身は別物という整理です。
均等な人と、曲中で変える人: すべて均等な型は響きも言葉も高音への運びも安心して聴ける代わりに、調子の振れ幅も小さい。実は変えられるのにあえて動かさないのでは、と推測しています。最後は配分をその都度変えてしまう型で、一曲の中でも目まぐるしく動くため次が読めない。