締めの曲
場面で選ぶ
場面: 職場・宴会
締めの曲は、その日の後味を決める最後の一曲。
何の話?
最後の1曲は、その日全体の後味と満足度を決めてしまいます。アメリカの大学(ダートマス大学)の実験心理学チームは、人が体験をあとから振り返って評価するとき、いちばん盛り上がった瞬間と終わりの印象が、体験全体の長さや平均的な出来より強く効くと報告しています。同じ研究では、この傾向が痛みのような不快な体験だけでなく、好みの品を選ぶような楽しい場面でも働くことを確かめており、締めの一曲が軽視できない理由になります。残り時間が読めていないと途中で音が切れ、気まずいまま解散になります。多くの店では終了の10分ほど前に案内が入るので、そこから逆算して誰が何を歌うかを決めておくと慌てません。締めはうまい人が歌う必要もなく、全員が知っている曲のほうが収まります。
どうするか
残りが10分ほどになったら、演奏時間が4分台までの曲に絞ります。全員が知っていてサビを一緒に歌える曲なら、歌い手が一番うまい必要はありません。最後の音を伸ばしきってからマイクを置き、拍手の入る間を三秒作ると、荷物をまとめながらでもきれいに終われます。残り時間の見積もりには時間配分の考え方がそのまま使えます。
つまずくところ
締めに自分の一番の勝負曲を入れたくなりますが、疲れきったあとの喉では思った声が出ず、後悔だけが残りがちです。時間ぎりぎりに6分を超える曲を入れれば途中で切られ、余韻もありません。延長するかは曲を入れる前に全員へ一声かけて決めます。終電や会計の都合は人によって違います。
出典
- 論文・英語 Do AM・Rupert AV・Wolford G/Psychonomic Bulletin & Review(2008) Evaluations of pleasurable experiences: the peak-end rule