防音と音漏れ
家で歌う
どこで使う: 家
防音と音漏れは、家で歌うときの音の漏れ方と、それを抑える工夫。
どういうもの?
歌声は八十から九十デシベルほどになり、話し声よりずっと遠くまで届きます。とくに低い音は床を伝わり、隣より上下の部屋へ回りやすい性質があります。窓とドアのすき間がいちばんの抜け道で、そこが弱いままだと壁の厚さは効きません。海外の防音解説チャンネルSoundproof Guideは、多くの部屋で音が漏れる場所はまずドアと窓のすき間で、壁を厚くする前にそこを塞ぐほうが効くと説明し、完全に音を消す防音より、漏れを減らす工夫と考えるとよいと述べます。夜は周りが静かになるぶん、昼と同じ声量でも大きく感じられます。
使い方・設定の目安
窓とドアを閉め、厚手のカーテンを引きます。壁から一歩離れて部屋の中央寄りで歌うと、床や壁へ伝わる量が落ちます。時間帯は朝十時から夜八時あたりに収めるのが無難です。気になる日は声の量を半分に落とし、四拍吸って八拍で吐く腹式呼吸の息だけに切り替えると、ほとんど外へ届きません。並木勇一(防音アドバイザーを名乗るチャンネル)は、隣の部屋と接する壁ぎわに本棚やタンスを寄せると、家具の重みで音が弱まると勧めます。海外のSoundproof Guideチャンネルは、ドア下のすき間も外せるすきまテープでふさぐだけで効果が出ると話します。
注意・トラブル
吸音材を貼っても音漏れはほとんど止まりません。吸音と遮音は別のもので、止めるには重さと密閉が要ります。集合住宅では規約が楽器や歌唱を制限している場合があり、まず管理規約を読むのが先です。賃貸でドアや窓にコーキング材を使うと、退去時の原状回復でもめることがあるため、外せる部材を選ぶのが無難です。並木勇一(防音アドバイザーを名乗るチャンネル)は、家具を壁にぴったり付けると、振動がそのまま伝わって音が漏れるため、1〜1.5センチほどすき間を空けるよう勧めます。苦情が出てからでは、暮らしの関係のほうが戻しにくくなります。
出典
- 動画・英語 Soundproof Guide CHEAPEST Budget way For SOUNDPROOFING a Room
- 動画 防音アドバイザー 並木勇一チャンネル 家族内の音問題をDIYよりも簡単な方法で解決できちゃう?
解説動画: 【雑談】おすすめの防音対策について話すk4sen【2023/04/18】/sub scene
中途半端にやると逆効果: 壁に吸音材を貼る手は、きちんと勉強してからでないと本当に効果が無いと言い切っています。反射まで考えずに手を出すとかえって響くようになり、ひどいときは部屋全体が大きな楽器のような状態になってしまう。だから貼ることを最初に考えなくていい、という順番の話です。
いちばん効くものは値段で消える: 効果もコスパも実用性もいちばんだと挙げているのは防音室そのものですが、百五十万円ほど、小さいものでも六十万から七十万円。用意してくださいと言えるものではないので、現実的ではないと自分で切り捨てて、そこから手の届く方法へ話を移しています。
まずカーペット、次に家具: 現実的な一手目はカーペットを敷くことで、敷くだけではっきり変わると断言しています。二手目は棚や家具を増やすこと。置いた物が音を吸うので、部屋に物が増えるほど音は落ち着いていきます。壁に何かを貼るより先に、床と物からという順番です。
引っ越し直後の部屋が証拠: 根拠に挙げているのが引っ越した直後の部屋です。何も置いていない部屋は音がやたらと響き、住むうちに物が増えるにつれて響かなくなっていく。誰でも覚えのあるこの変化が、物を置くのが先という話の裏づけになっています。