出金できない口座

手続きの罠

増えた数字は、画面の中にしかない

どんな手口・どんな罠?

入金と運用画面は正常に動くのに、出金しようとすると手続きが進まない状態です。「税金の前払い」「認証手数料」「上位会員へのアップグレード」など、さまざまな名目で追加入金を求められます。

なぜ引っかかるのか

画面上の残高が増えていると、それを守りたくなるからです。追加の10万円で1,000万円が戻るなら安いと感じてしまいます。サンクコストがここで最大限に働きます。

見分け方のサイン

出金だけができない。これは技術的な不具合ではありません。正規の金融機関で、税金の支払いを理由に出金が止まることはありません。

こうなったらどうする

1円も追加しないでください。すでに入れた金額は諦める前提で、被害の拡大を止めることを最優先にしてください。送金記録・チャット履歴・サイトの画面を保存し、警察と振込先の金融機関へ。暗号資産の場合は送金先アドレスを記録してください。

解説動画: 【解説動画】暗号資産トラブルから自分を守るために知っておくべきこと/消費者庁 / CAA

最初に少額の利益を見せる: 悪質業者は初めに少額の利益が出たように見せる。それでターゲットは「もっと儲かる」と信じ込み、その状況から抜け出しづらくなる、と構造として説明されている。

出金のタイミングで起きること: 利益が出ているように見えるのに出金できない、あるいは出金のタイミングで高額な手数料を請求されることで被害が拡大する。ここが被害額を跳ね上げる分岐点。

そのときどうするか: 目先の利益にとらわれず、すぐに手を引くことも重要。取引内容やリスクに少しでも腑に落ちないところがあれば、それまで損があっても取り返そうとは決して考えないこと。相談することは自分の被害を止めるだけでなく、他の消費者の被害防止につながるとも述べている。