過去のリターンの見せ方
情報の罠
切り取る期間を変えれば、どんな結論も作れる
どんな手口・どんな罠?
「過去10年で年率15%」といった数字は、どの10年を切り取ったかで劇的に変わります。強気相場の底から高値までを取れば、どの商品も見栄えのする数字になります。
なぜ引っかかるのか
数字は客観的に見えるからです。しかし、期間の選び方という主観が数字の前段階に入っていることは、表示からは読み取れません。
見分け方のサイン
開始時点が不自然に区切られている(例:リーマン・ショックの底から)、税・手数料を引く前の数字、円建てかドル建てかが書かれていない。この3つは必ず確認してください。
こうなったらどうする
違う期間で見直してください。20年、リーマン前を含む期間、直近5年。それぞれで印象が変わるなら、その数字は再現性を持ちません。相場の歴史図鑑の各項目(2000年 ITバブル崩壊など)には、実際の下落率と回復期間を載せています。