先物・オプション

為替・レバレッジ

値動き: とても荒い / 換金: すぐ売れる / NISA: 対象外

将来の売買を、今の値段で約束する

どういう商品?

先物は「将来のある日に、この値段で売買する」という約束を売り買いし、オプションは「期限までに、その値段で売買する権利」を売り買いします。もともとは価格変動から身を守る(ヘッジする)ための道具です。米国の公共メディア Harvest Public Media の解説は、トウモロコシの農家と食品会社が先物で値段を先に決めれば、相場が動いても経営を守れると説明しています。

もうけと損の出どころ

少ない証拠金で大きな金額を動かせるため、損益はどちらも大きくなります。オプションの売り手は、受け取る金額が最初から決まっている一方で、損失には上限がありません。買い手は逆に、支払った金額が最大損失です。この非対称性を理解しないまま売り手に回るのが、最も危険な入り方です。

コスト(どこで抜かれるか)

売買手数料と、オプションの場合は時間価値の減少があります。時間価値は満期までの残り時間に対応する部分で、FINRA(米国の証券業界の自主規制機関)は、満期に近づくほど速く減ると説明しています。オプションの買いは、相場が動かなくても、時間が経つだけで価値が減ります。コールなら満期まで行使価格を超えなければ、支払ったプレミアムは全部失われます。

税と口座

国税庁はFX(外国為替証拠金取引)の課税を説明するページで、先物取引に係る雑所得等は、所得税15%(他に地方税5%)の税率で課税される申告分離課税だと書いています。損失は翌年以後3年内の同じ区分の所得から控除(繰越控除)できます。同じ区分の損益どうしは損益通算できますが、株式など他の所得とは通算できません。

向かない人・注意

個人がまず触る場所ではありません。仕組みを正確に説明できるまでは近づかないこと。「オプションを売って毎月お小遣い」という手法では、受け取れるのは最初に入るプレミアムだけです。FINRA(米国)は、買い手の損失は支払ったプレミアムまでだが、原資産を持たずにコールを売る裸の売りの損失は理論上いくらでも大きくなると書いています。

出典

  1. 公的機関・英語 FINRA(米国の証券業界の自主規制機関) Options - Buying and Selling
  2. 公的機関・英語 FINRA(米国の証券業界の自主規制機関) Options
  3. 公的機関 国税庁 外国為替証拠金取引(FX)の課税関係(タックスアンサー No.1521)
  4. 動画・英語 Harvest Public Media Futures Market Explained

解説動画: オプション取引って何!? 例え話とコールオプション、プットオプションとは!?【第1回】/Financial Camp 金融のオンライン学習スペース

2つを対比すると分かる: 先物取引とは予約であり、オプション取引とは保険である——この対比が、この解説の中心にある。先に値段を決めて必ず取引するのが先物、その値段で取引する権利を買うのがオプション。

たとえで理解する: 新モデルのパソコンの購入にたとえて説明される。将来価格がどうなるか分からないとき、予約するのか、それとも「その値段で買える権利」を確保しておくのか——両者の性格の違いが、日常の場面に置き換えて示される。

シリーズの位置づけ: 10分動画で金融の仕組みを学ぶチャンネルの、オプション取引の第1回。用語の意味から順に積み上げる構成になっている。