フレーミング

引っぱられる

同じ内容でも、言い方で選択が変わる

どういうクセ?

「90%の確率で成功」と「10%の確率で失敗」は同じ内容ですが、人の選択は変わります。提示の枠組みが判断を左右するという性質です。

相場で何が起きるか

金融商品の説明は、この性質の上に設計されています。「年率換算で3%」と「100万円あたり月2,500円」、「元本確保型」と「満期まで持てば額面が戻る場合がある」。どれも同じことを違う枠で言っています。

仕組みで防ぐ

自分で言い換えてみる。年率を金額に、割合を人数に、期間を日数に。言い換えた後でも同じ判断になるなら、その判断は枠組みに依存していません。「元本確保」という言葉のように、言葉そのものが枠として働く例には特に注意を。

解説動画: 松谷会長が聞く『ナッジとはなにか?』/資産運用業協会チャンネル

同じ情報でも伝え方で結果が変わる: 情報を提供するときの手法自体が問題になる、という論点。正しい情報をたくさん渡せば人は賢くなる、と思いがちだが、量が多いと面倒に感じて処理されない。だから簡単にすることが大事だと述べられる。

やる気になる表現、ならない表現: 表現の仕方によって、やる気になる場合とならない場合があると明言されている。同じ内容でも枠組みで受け取り方が変わるという、フレーミングそのものの話。金融商品の説明を読むときは、この逆向きの視点が要る。

設計のプロセス: 行動を観察し、行動経済学的に分析し、対策を考え、実際に介入して、うまくいけば実装する——という流れで設計する方法が紹介される。自分の投資行動を直すときにも同じ順序が使える。