アンカリング
引っぱられる
最初に見た数字が、基準になってしまう
どういうクセ?
先に提示された数字が、その後の判断の基準になってしまう性質です。無関係な数字でも影響することが実験で示されています。相場では「高値」や「自分の買値」が、強力なアンカーとして働きます。
相場で何が起きるか
「高値から3割下げたから割安」という判断は、高値が正しい価格だったという前提に立っています。その前提には根拠がありません。同じように、「1株1万円は高い、100円は安い」という感覚も、時価総額を見れば意味がないことがわかります。
仕組みで防ぐ
価格ではなく、価値の指標で見る。PER(株価収益率)や配当利回りといった、価格を何かで割った数字に置き換えると、アンカーの影響が薄れます。過去の高値は、判断材料の一つにもなりません。
解説動画: 【行動経済学】知らないと“無駄遣い確定”!アンカリング効果の罠【ゆっくり解説】/ゆっくり行動経済学【お金で損しない】
最初に見た数字に縛られる: 行動経済学の解説チャンネル。最初に見た数字に脳が縛られて判断を誤るのがアンカリング効果。定価1万円の服が3,000円と言われると即買いしてしまう——その瞬間にもう引っかかっている、という導入。
基準そのものを疑う: その1万円が本当に正しい値段かどうかは誰も決めていない。1万円という数字が基準(アンカー)になっているだけで、実際に得をしているとは限らない。そしてそもそも要らないものなら、3,000円でもただの無駄。
投資での現れ方: 同じ構造が、過去の高値や自分の買値を基準にしてしまう場面で働く。知っているだけで判断が変わるタイプのクセなので、まず名前を知っておくことに意味がある。