後知恵バイアス

自分を高く見る

起きた後は、予測できたように思える

どういうクセ?

結果を知った後で、自分は最初から分かっていたと感じる性質です。実際には予想していなかったことでも、記憶が書き換わります。

相場で何が起きるか

暴落の後には「あの兆候は明らかだった」という解説が並びます。同じ兆候は、暴落しなかった年にも何度も出ていました。この錯覚が「次は当てられる」という自信につながり、自信過剰を強化します。

仕組みで防ぐ

予想を、日付を付けて記録する。これしかありません。記録が無ければ、記憶は必ず自分に有利な方向に書き換わります。書いたものを読み返すのは気まずい作業ですが、その気まずさが正確さの証拠です。

解説動画: 後知恵バイアスに気をつけよう。ついつい、人の失敗や結果はあとからわかりきっていると思いがちです。/勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYouTube

後から見ると分かりきって見える: 何かが起こってから「そうなると思っていた」「分かりきっていた」と感じるのが後知恵バイアス。大きな事件の後には、そう見える情報が事後的にいくらでも見つかる——しかし事が起きない限り、個々の断片からそれを見抜くのは極めて難しい。

組織で起きること: 失敗の報告に対して「分かりきっていただろう」と叱責する上司の例が挙げられる。後から情報をつなげれば分かるだけで、事前に見抜くのは別の難しさ。そして叱責が続くと誰も失敗を報告しなくなる。

覚えておく形: 起きる前から見た光景と、起きた後から見た光景はまったく違う。後ろから見た景色は前から見た景色と同じとは限らない——この一文をそのまま持っておくと、自分の予測の記憶を修正しにくくなる。