SNS・オンラインの使い方

人

SNS・オンラインの使い方は、実物の情報がただで手に入るという利点と、完成度の高いものばかり流れてきて自分の下手さが際立つという欠点を、探す用途に絞ることで使い分けることです。始めたばかりの時期は、比べる相手の腕前と自分の手つきの差がいちばん大きく見えるタイミングでもあります。地名や施設名、道具の型番と一緒に検索し、答えが取れたら閉じるのが基本です。

どういうこと?

SNSや動画は、始めるときに二つの顔を持ちます。写真の作例やキャンプの道具の使い方のように、実物の情報がただで手に入る一方で、完成度の高いものばかりが流れてきて、自分の下手さが際立って見えます。とくに始めたばかりの時期は、比べる相手の腕前と自分の手つきの差がいちばん大きく見えるタイミングでもあります。同じ道具でも、使い方を決めておかないと足を引っ張るほうに働きます。

やり方

探す用途に絞って使うのが基本です。地名や施設名、道具の型番と一緒に検索し、必要な答えが取れたら閉じます。中国の大学の研究チームが696人を対象にした2017年の調査では、自分では書き込まず眺めるだけの使い方をする人ほど、恵まれた他人と比べる気持ちが強まる傾向がありました。おすすめ欄を流し見ている時間は、そのまま練習に置き換えたほうが確実です。慣れてきたら、自分の記録を短く出す使い方に切り替えると続きの助けになります。やり方は小さく公開するにあります。

つまずきポイント

流れてくるのは、うまくいった結果だけです。その人が何年やったのか、いくらかけたのかは映りません。ドイツの10〜14歳200人を14日間調べた日記式の研究(2023年)では、他人のほうが恵まれていると感じる比較が強い日ほど、気分の落ち込みと関連していました。買えば追いつけるという気分になり、道具の出費が膨らみます。何を買うか迷い始めたら、いったん見るのをやめて、手元の道具で回数を重ねてください。行き着く先は道具沼にはまるにあります。

出典

  1. 論文・英語 Wang JL, Wang HZ, Gaskin J, Hawk S(Frontiers in Psychology 8巻)(2017) The Mediating Roles of Upward Social Comparison and Self-esteem and the Moderating Role of Social Comparison Orientation in the Association between Social Networking Site Usage and Subjective Well-Being
  2. 論文・英語 Irmer A, Schmiedek F(Communications Psychology 1巻1号)(2023) Associations between youth's daily social media use and well-being are mediated by upward comparisons