三日坊主の正体
続かない理由
飽きたのではなく、面倒が勝っただけ
何が起きるか
始めて三日でやめるとき、多くの人は自分を意志が弱いと責めます。ただ実際に起きているのは、面白さに届く前に手間だけが先に来る、という順番の問題です。ギターなら最初の一週間は指が痛いだけで曲になりませんし、ランニングなら走る前に着替えと靴ひもがあります。楽しさが出てくるまでの数週間を、準備の面倒さが上回っているだけです。
どうするか
対策は気合ではなく、準備を減らすことと、成功の基準を下げることの二つです。道具は片づけずに手の届く場所へ置き、一回の量は10分まで切り詰めます。楽器なら音を一度出したら今日は達成、走るなら玄関を出たら達成でかまいません。回数を稼ぐ設計にしておけば、面白さのほうが後から追いついてきます。具体的なやり方はハードルを下げるにまとめています。
やりがちな失敗
やりがちなのは、勢いのあるうちに道具を一式そろえてしまうことです。買った額が5万円を超えると、それに見合う成果を出さねばと身構えてしまい、かえって手が止まります。順番としては、続くかどうかが分かるまでレンタル・サブスクや借り物で回し、三週間続いてから買うほうが安全です。
解説動画: 【三日坊主の脱出方法】ついに発見したかも? 真面目な人ほど続かない…継続のコツは自分に優しく【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG/TBS NEWS DIG Powered by JNN
街の声から: 年末の街で、今年の目標がどうなったかを聞いて回ります。貯金は続かなかった人、筋トレやスキンケアを始めたのに面倒になった人。ラーメンを断とうとして誘いに負けた大学生、ライブに向けて夏に歩き始めたのに涼しくなってもやらずフェードアウトした二人組。番組が挙げたデータでは93.6%が経験ありと出ています。
続かない人: 番組は心理に詳しい大学の教授に、なりやすいのはどんな人かを聞きます。答えは真面目で完璧主義な人、そして最初に頑張りすぎる人。頑張り屋の側に起きることだという整理です。ジョギングを二日走って三日目にできなかったとき、自分はだめだと責めるのがよくないと述べます。
自分に優しく: 大事なのは優しさだと教授は言います。一日目に走ったこと、目標を立てて始めたこと自体がすごい。三日でやめたと決めつけず、一日できなくてもまたやり直せばいいと考える。番組の言い方はかなり甘めで、朝起きるだけでもいいという水準まで下げて大丈夫だと繰り返します。スタジオも優しすぎないかと驚くほどです。
下げる幅: 下げ方は具体的です。資格の勉強で毎日一時間が続かないなら参考書を開くだけ。ジョギングなら靴を玄関に出す、着替えてみる、と段階を刻みます。甘いものを断つ目標は食べるときにカロリーを見るまで下げてよいと言います。ここまで甘くして毎日少しずつ積み重ねる進め方で、根はハードルを下げると同じです。
続けるコツ: 続けるための工夫も挙がります。筋トレを十分やるより腕立て三十回と回数で決めるほうが心理的なハードルが下がる。できた日はカレンダーに印をつけ、できたことを目に見える形にする。ウェアを目に入る場所へ置く話は道具を出しっぱなしにすると同じ発想です。宣言や仲間は、やる気が上がるならよいがプレッシャーになるなら良くないと、はっきり線を引きます。