リーディングルーラー

読む

リーディングルーラーは、読む行だけを残して他を隠す定規です。

どこに効くか

行が詰まった参考書や資料では、同じ行を二度読むことや、次の行の頭を見失うことが起きます。上下の行が視界に入っているぶん、行末から次の行頭へ戻る目の動きが狂うためです。この定規は読む行だけを窓から見せ、周りを隠します。追う場所が固定されるので、どこまで読んだかを探し直す手間が減ります。色の付いた透明な板を重ねる型もありますが、色を変えると読みやすくなるという説明には、確かな裏づけがありません。効くのは行を隠すところまで、と考えておくのが安全です。行を追う負担が減るぶん、読む速さより、長い資料を最後まで読み切れるかに違いが出ます。

選ぶときに見るところ

窓の高さが本の行間に合うかがほとんどすべてで、文庫と参考書では行の高さが違います。何行分見せるかも好みが分かれ、1行だけだと前後の文脈が切れて意味が取りにくくなる人もいます。素材は硬い板のほうが滑らせやすく、薄いフィルムはページの曲がりに沿います。買う前に、厚紙に細長い窓を切るだけで同じ働きをしますし、白い紙を1枚、読んでいる行の下に当てるだけでも効きます。それで楽になると分かってから、しおりを兼ねられる丈夫なものを買えば十分です。行を見失う自覚がないなら、この道具に解決させる問題はありません。

解説動画: 読書アイテム「リーディングトラッカー」を紹介します!(3つの問題点とその解決策付き)/このこねこの本紹介チャンネル

一行だけ見せる: もとは文字を読むことが難しい人のために作られた読書用の道具で、窓の部分に一行だけを残し、上下の行を隠して使います。周りの文章が視界に入らないので、考えごとをした拍子にどこを読んでいたか分からなくなったり、飛ばし読みで中身が頭に入っていなかったりが起きにくくなった、と紹介者は話しています。

慣れるまでは読みにくい: 使い始めは戸惑いがあります。視界に一行しか入らない状態が初めてなうえ、一行ずつ自分で下へずらしていく動作も手間に感じます。ただ三日ほどで慣れるものなので、まずは続けてみてほしい、というのが紹介者の立場です。

綴じ目とページめくり: 板に幅があるぶん、本によっては見開きの中央付近にある文章が窓に収まらず読めません。その行だけルーラーを垂直に立てて読む、という手が示されています。めくるときは引っかかるので本の裏側へ回し、右端の一行は先に読んでしまってから二行目に当て直すと、読書が止まる時間が短く済みます。