フットレスト
体を整える
フットレストは、浮いた足の裏に床の代わりを置く台です。
どこに効くか
椅子の高さを机に合わせると、背の低い人ほど足が床から浮きます。浮いた足は太ももの裏で体重を受けることになり、同じ姿勢でいられる時間がそこで決まってしまいます。足台を入れて足の裏が着くと、体重が足のほうへ分かれ、骨盤を立てたままでいるのが楽になります。床に着いていないあいだは、足の位置を自分の力で支え続けることになります。机が高すぎるせいで足が浮いているなら、先に椅子と机の高さを直し、それでも届かないときが足台の出番です。効くのは座っているあいだの崩れ方までで、座り続けること自体の負担が消えるわけではありません。途中で立つ必要はそのまま残ります。
選ぶときに見るところ
高さが合うかがほとんどすべてで、膝が直角に近くなるところを狙います。段階式か無段階かは、椅子を家族と使い回すかどうかで決まります。傾きが付く型はふくらはぎが伸びて楽な代わり、傾けすぎるとかかとが浮いて元に戻ります。表面が滑ると足が前へ逃げていくので、滑り止めのある面かを見ます。ゆらゆら動く型は足首を動かせる反面、書いているあいだは落ち着きません。買う前に、雑誌の束や踏み台で数日試すと必要な高さの見当がつきます。足の裏が床にべったり着いているなら要りませんし、肘が上がって肩がすくむなら、足台より机と椅子の高さのほうが先です。
解説動画: デスクワークにおけるフットレストの必要性と重要さ【膝や太ももが痛い&足が地面につかない対策】/小木曽 孝行 / addLess
座面を下げる落とし穴: 椅子に座ると足が床に届かず宙ぶらりんになることがあります。多くの人は座面を下げて足を着けますが、そうすると座面が肘掛けや机より低くなり、腕を持ち上げたまま打つことになります。手首を支点にした打ち方や猫背につながり、体には楽ではありません。
合わせる順番: 先に決めるのは座面のほうです。肘掛けに肘を置いたままキーボードとマウスが使える高さに椅子を合わせると、腕と肩がはっきり楽になります。そのぶん足が浮くので、下にフットレストを入れる。この順番なら姿勢を保ったまま、足もしっかり接地します。
足は開くし前にも出る: 足を置くと自然に開くので、幅の狭い台だと窮屈で、きれいに揃えないと使えない台は使いにくいという指摘です。膝は直角より開いて足を前に出すほうが血の巡りの面でよく、少しもたれて作業するときも足を前へ出せると楽になります。足が着かないからと座面を下げるより、台を足すほうが体への負担は小さく済みます。