吹き流し(ウインドソック)
風を見る
吹き流し(ウインドソック)は、筒状の布に風を通して、向きと強さを同時に見せる道具です。
どこに効くか
屋外の風は、木の葉やのぼりを探して読むしかなく、向きは分かっても強さは曖昧なままになりがちです。吹き流しは筒の中に風が入って伸びる布で、向きと強さを一度に見せます。地面と平行に近いほど風は強く、垂れ下がっていれば弱い。庭や駐車場、ベランダの手すりに一本あると、窓を開けたときにどちら側から空気が入るのか、自転車で出る前の向かい風がどちらかが、見た瞬間に決まります。二本を離して立てると、同じ敷地でも指す向きが違うことに気づきます。建物の角で風が回り込んでいる証拠で、ビル風の入り口がここで見えます。洗濯物を干す位置やベランダの物の置き場も、この一本を数日眺めれば決まります。
選ぶときに見るところ
口が硬いリングで開いているものは弱い風でもふくらみ、全長40〜60cmほどの小型なら狭い庭でも振り回されません。生地は薄いほど弱い風に反応し、厚いほど強風でちぎれにくい。出しっぱなしにするなら紫外線で色が抜けていくので、色より縫製の丈夫さを見ます。支柱が付かないものが多いので、竿やポールに結ぶ前提で根元が回るスイベル金具が付いているかを確かめます。付いていないと紐がねじれて向きを示さなくなります。まずはレジ袋を細く切って竿に結ぶだけでも向きと強さは読めるので、それで足りるかを試してから買って構いません。こいのぼり用の吹き流しは大きく重く、弱い風では動かないことがあります。
解説動画: 吹流しの読み方 - GoFly Fix/GoFly Online Flight Training
角度で強さを読む: 布が地面と直角まで持ち上がった状態がその吹き流しの上限で、飛行場の中心に立つ白い大きなものは、多くが30ノットで水平まで上がるように作られている。だから地面から45度なら半分の15ノット、傾きが3分の1なら約10ノット、3分の2なら約20ノットと割り算で読める。滑走路の端にある小さな黄色いものは上限が20ノットのものもあり、同じ角度でも意味が変わる。
先端が指すのは行き先: 向きは取り違えやすい。吹き流しは風が吹いていく先を指しているので、先端が西を向いていれば風は東から吹いている。筒が滑走路と平行に並んでいれば横風の成分はなく、45度ずれていればその分だけ横から受けている。上空から見て分からなくなったら、吹き流しを左手側に置いて向きを確かめ直す。
揺れているときは突風: 筒が絶えず上下に暴れているときは突風が吹いている合図で、そのまま進むと危ない。規則でも、できる限り向かい風で離陸・着陸すると定められている。飛行前の点検に入る前と、着陸へ入る前の二回は吹き流しを見て使う滑走路を決める。ほかの機体が合っていない滑走路を使っていることもあるので、周りをうのみにしない。