風見リボン(テルテール)

風を見る

風見リボン(テルテール)は、帆や翼の面に貼って、流れが沿っているか離れているかを見せる細いリボンです。

どこに効くか

流れが物の表面に沿っているのか、もう離れてしまったのかは、外から眺めても分かりません。テルテールは帆や翼の面に貼る細いリボンで、沿っているあいだはまっすぐ後ろへなびき、離れると急に暴れたり前を向いたりします。厚紙で作った翼を扇風機の前で少しずつ立てていくと、ある角度から先端側のリボンだけが乱れ始め、さらに立てると全部が暴れます。失速は速さが足りないから起きるのではなく、角度を立てすぎて流れが面から離れるから起きることが、この一枚で見えます。車の窓の後ろやミラーの裏に貼っても同じで、よどんでいる場所がすぐ分かります。

選ぶときに見るところ

毛糸でも、荷造り用の平たいテープを細く裂いたものでも役目は果たします。見るのは長さ5〜10cmと重さで、長すぎると自重で垂れ、短すぎると動きが読めません。黒い面には明るい色、白い面には濃い色にしないと、動画に撮ったときに見失います。留めるのは弱い両面テープかマスキングテープで、根元だけを押さえて先を自由に振らせるのが要点です。市販のヨット用は台紙付きで曲面に沿い、貼り直しがききます。手持ちの毛糸で機能そのものは足りるので、買うのは屋外で繰り返し使うと決めてからで構いません。一本では意味が薄く、面に何列も並べて初めて剥離の境目が見えるので、単品より本数の入ったものを選びます。

解説動画: Basics of Main Sail Trim メインセールトリムの基本 / Movie produced by Compass Course Co.,Ltd./CompassCourse2005

帆の後ろ縁に並ぶ: メインセールの後ろの縁には、バテンポケットの後ろごとに細いリボンが付いている。リーチリボンと呼ばれるもので、帆に沿った流れが後ろへ抜けていればまっすぐ流れ、剥がれると帆の裏側へ回り込んで隠れる。後ろ縁の締め具合が合っているかどうかを、外から見て確かめるための目印になっている。

一番上は半分でよい: 全部が流れ続けている状態が正解ではない。下の3本はすべて流れていて、一番上の1本だけは時間にして半分が流れ、残りの半分は帆の裏へ隠れている——これが目安になる。そのときトップのバテンはブームとほぼ平行になっており、リボンの流れ方と帆の形の両方から同じ答えが出る。

見ながら締める: 後ろ縁の締め具合はメインシートで調整する。風を入れた直後は縁が開きすぎていることがあり、そのときは軽くブームバングを入れて閉じてやる。ここが決まっていないと風上へ登っていけず、スピードも出ないので、帆全体の深さより先に、この一本を見ながら合わせていく。