透明ホース

水を見る

透明ホースは、目に見えない水の中の圧力を、水面の高さとして見せる管です。

どこに効くか

水の中の圧力は目に見えませんが、透明な管に水を入れて立てると、水面の高さがそのまま圧力の高さになって現れます。二本を離して立ててつなぐと、途中でどれだけ曲げても両方の水面は同じ高さで止まります。片方を持ち上げれば流れ出し、下げれば戻る。桶の底に沈めて口を外の低い位置に出せばサイフォンになり、いったん上へ登ってから落ちる水が止まらずに続きます。中に気泡を一つ入れて押すと、細くなった場所で急に速くなるのも見えます。管をつまんで急に止めれば、手にコツンと衝撃が返り、水撃と呼ばれる音の正体が伝わります。ゴムホースでは中が見えず、この全部が起きているのに気づけません。

選ぶときに見るところ

内径6〜10mmあたりが扱いやすく、細いほど気泡が管をふさいで動きを追いやすくなります。肉厚のものは折れにくく、薄いものは曲げやすい代わりにきつく曲げると潰れて流れが止まります。塩ビは低温で硬くなり、シリコンは温度に強く透明度が落ちにくい。継手やクリップは内径ごとに別売りなので、寸法を先に決めてから揃えます。熱帯魚用のエアチューブが同じ材質で細く、まず試すだけならそれで足ります。長さは要ると思った倍を買うほうがよく、切って短くはできても、継ぎ足すと段差ができてそこに泡が溜まり、観察の邪魔になります。

解説動画: 『外構DIY』機械が無くても簡単に高さが出せる!「水盛缶」よりも手軽に水平が出ます!/外構屋チャンネル

ホース一本で高さを移す: バケツも機械も要らない。透明なホースに水を満たすだけで、離れた二点に同じ高さを出せる。つながって途切れていない水は、どちらの端でも水面が同じ高さで止まるからで、途中がどう曲がっていても関係ない。3mほどの切り売りを買ってきて、そのまま使っている。

使う手順: まずホースに水を入れ、中に残った空気を追い出しておく。片方の端を基準にしたい高さでテープなどに留め、もう一方を印を付けたい場所へ持っていく。水面が落ち着いたところがその高さなので、そこに墨を入れる。移動の途中でこぼすと、片方の水位が変わってやり直しになる。

移したあとの使い方: こうして引いた線は水平なので、ブロックの頭まで何cm上がっているか、土間まで何cm下がっているかを、そこから測れば高さが決まる。使う前に、建物やブロックの上など水平だと分かっているもので一度確かめる。中が見えるぶん、缶やバケツを使うやり方より水面が読みやすい。