南方延縄結び
糸とハリ
南方延縄結びは、遠洋のマグロ延縄漁で大量のハリを短時間で結ぶために使われてきた結び方
使いどころ
もともとは遠洋のマグロ延縄漁で、大量のハリを短時間で結ぶ必要から使われてきた結び方だとされています。手順が少なく暗い船上でも結びやすいという理由から、堤防釣りの仕掛け自作にも取り入れられるようになりました。外掛け結びと同じく、軸に穴のないタタキ針に向いた方法で、巻く動作そのものが外掛け結びと逆になるのが最大の違いです。仕掛けをまとめて何本も自作する人ほど、その差を実感しやすくなり、サビキ仕掛けや投げ釣りの仕掛け作りでも使われています。
結び方
ハリの軸に糸を添え、端を折り返して輪を作るところは外掛け結びと同様です。違いは巻き方で、輪を作った状態のまま軸と本線を持ち、糸のほうを回して4〜5回の巻きを作ります。巻き終えたら端を輪に通し、本線をゆっくり引いて巻きを軸に寄せてから締め、巻きが重ならずきれいに並んでいるかを目で確かめてから本締めに入ります。仕上げに余分な端糸を切り、結び目をハリの頭側へ寄せて完成です。
コツ・注意
手ではなく糸のほうを回して巻く感覚をつかむまでは、外掛け結びより戸惑うかもしれません。巻きが緩いと結び目が軸の上で回ってしまいます。仕掛けを何本もまとめて自作するときほど、1本あたりの結び時間の短さを実感しやすい結び方です。最初のうちは外掛け結びと見比べながら、巻きの向きだけを意識して練習すると覚えが早くなります。体で覚えてしまえば、手元を見ずに結べるようになり、暗い船上でも迷いにくくなります。