氷出しコーヒー
氷出しコーヒーは、粉の上に乗せた氷が溶ける速さで、ゆっくり抽出する方法です。


図: オトモシリーズ(オトモシリーズで作成した図)
使いどころ
氷出しコーヒーは、粉の上に湯ではなく氷を乗せ、溶ける水でゆっくり抽出する方法です。氷の溶け方はほぼ一定なので、人が湯を注ぐより安定した速度で粉の層を通ることになります。冷たい水でじわじわ抽出されるため、水に長時間浸けるタイプの水出しコーヒーとは仕組みが異なり、ハンドドリップに近い澄んだ質感になりやすいとされています。ふだんのハンドドリップと同じドリッパーやペーパーフィルターをそのまま使えるため、器具を新たにそろえなくてよいのも利点の一つです。
淹れ方
ドリッパーに通常よりやや細かめに挽いた粉を入れ、氷をこんもりと積み上げて粉全体を覆うように乗せます。氷は少しずつ溶けて数十分から1時間程度かけてゆっくり落ちていき、その間はほとんど手をかけずに待つだけになります。氷が完全に溶けきる前に落下が止まってしまうこともあるため、サーバー内の量を時々確認するようにします。湯を量るときと同じように、氷もあらかじめ重さで量っておくと、季節によって室温が変わっても同じ条件を再現しやすくなります。
コツ・注意
氷の量が少ないと溶け切る前に流れが止まり、抽出が中途半端になるので、想定より多めに氷を用意しておくとよいでしょう。溶けるペースが遅いぶん、同じ粉量でも通常のドリップより濃く出やすい傾向があるため、粉量をやや控えめにするか、飲むときに氷や水で薄める前提で淹れておくと扱いやすくなります。室温が高い部屋では氷が想定より早く溶け、抽出時間が短くなって薄い仕上がりになりやすいため、涼しい場所に置くとよいでしょう。
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