明暗法
明暗法は、強い光と濃い影で立体を出す。


意味
絵や素描の中の光と影の釣り合いとパターンを指すイタリア語で、明るい(chiaro)と暗い(scuro)を合わせた語。テート美術館によれば、この語で言及されるのは光と影の対比が際立つ作品で、たいていは極端な差を使うとき。物の丸みや空間は、この明暗の差で出す。背景まで闇に沈める描き方はテネブリズムと呼んで区別されることが多い。
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デッサンの明暗、調子とヴァルールの使い分け
明暗を何のために使うと説明しているか
デッサンを作る四つの要素のうち、形の次に来るのが明暗だとして、光を当てて影を作ることで立体感や量感が出ると説明する。影ができない全光も、全部が影になる逆光も、上手い人でさえ立体を出しにくい状態。斜め横や斜め前など、影がきれいにできる光の当て方でモチーフを組むよう勧めている。
いちばん明るい所といちばん暗い所
最も明るいのは光に直角にぶつかる面。最も暗いのは光の反対側かと思いきや、日向と日陰の境目だと言う。背後のものから返る反射光が反対側からうっすら回り込むためで、原理と実際に見えるものが一致したとき描いていて腑に落ちるとしている。画面の中で白の最大と黒の最大がどこに来るかを探す見かたを勧める。
調子(トーン)の役割
調子は明るいから暗いまでの階調の段階を指す。頬の明るさを追って少し明るい、少し暗いと置いていくが、階調をそのまま再現することが目的ではない。追いかけた結果として面の向きが表現できていれば成功で、それが基礎デッサンでの調子の役目だとしている。陰と、床に落ちる影を分けて考える点にも触れる。
ヴァルールという言い方
もう一つがヴァルール。フランス語で英語のバリューにあたり、教室では合っている・狂っているという使い方をすると紹介する。狂うと奥のものが前に出て見え、出したいものが引っ込んで見える。隣り合う調子が実際より明るすぎたり暗すぎたりすると破綻するので、調子が合えば空間と奥行きも出ると結んでいる。
出典
- 公的機関・英語 Tate Chiaroscuro – Art Term
- 動画・英語 ARTbase CHIAROSCURO: The Lost Art of Light & Shadow (Classical Method Revealed)
- 動画・英語 EFPlighting Lighting Techniques - Chiaroscuro
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