スフマート
スフマートは、輪郭線を引かずに煙のようにぼかす。


意味
輪郭の線を引かず、明るさを少しずつ移らせて形の境目を消す描き方。名は、「和らげる」「蒸発する」を意味するイタリア語のsfumareから。YouTubeのRichard Barton Studioは、レオナルドが光と影を筆の跡なく煙のように溶け合わせよと述べたと紹介する。使っていない作品もあり、《ジネヴラ・デ・ベンチ》がその例だという。
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スフマートを使った画家と使わなかった画家
スフマートをどんな技法と見ているか
スフマートを人が絵を描く技術の一つの頂点を作った技法だと位置づけている。ただしその後の画家に受け継がれたかは怪しく、大変なので手を抜いていったのではないかという見方を示す。近ごろは生成の道具でスフマート風のぼかしも作れるが、それは絵を描くという行為とは別のものだとも話している。
使っている画家と使っていない画家
ボッティチェリの絵には輪郭線が残って見えるとしてスフマートは使われていないと言い、ミケランジェロも使っておらず空間の構成そのものが違うとする。理論を忠実に扱った側にレオナルドとラファエロを置き、同じルネサンスでも描き方は一つではないと整理している。
ルネサンスをひとくくりにできない
生年をたどると、ボッティチェリは1445年でレオナルドの1452年より7歳上、ティツィアーノは1490年生まれ。アルベルティの絵画論はレオナルドが生まれるより前に書かれていたのに、その理論を忠実に扱う画家はレオナルドやラファエロまで現れなかったとして、盛期ルネサンスはごく限られた時期のものだと述べる。年代の整理は自分もまだ準備不足だとも断っている。
出典
- 動画・英語 Richard Barton Studio How To Paint Sfumato Like Leonardo Da Vinci
- 論文・英語 Soranzo A(2024) The psychology of Mona Lisa's smile
- 論文・英語 Stumpel JFHJ, Volcic R, Wijntjes MWA(2024) Vagueness and volume: Testing the perception of depth in images with linear, sharp, or blurred contours
- 論文・英語 de Viguerie L, Walter P, Laval E, Mottin B, Solé VA(2010) Revealing the sfumato technique of Leonardo da Vinci by X-ray fluorescence spectroscopy
- 公的機関・英語 ESRF(欧州シンクロトロン放射光施設)(2010) New light on Leonardo Da Vinci's faces
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