豚汁
スープ・鍋
前の晩に作って、翌朝もう一度
どんな料理?
根菜と豚肉を煮て味噌で仕上げる、寒い季節のキャンプでいちばん頼りになる汁物です。野菜が一度にとれて体が芯から温まり、翌朝に温め直すとさらに味が染みます。人数が増えても分量を足すだけで対応できる懐の深さがあります。
材料
4人分で豚こま200g、大根とにんじん各3分の1本、ごぼう半分、こんにゃく半丁、水1L、味噌大さじ4。長ねぎと油揚げがあると味に厚みが出ます。野菜は家で切って保存袋に入れておくと現地の手間が半分になります。
作り方
鍋にごま油をひいて豚肉を炒め、表面だけでなく中心の赤みが消えるまで火を通します。根菜を加えて油が回ったら水を注ぎ、弱めの中火で15分、竹串がすっと通るまで煮ます。味噌は火を止めてから溶き入れると香りが飛びません。
コツ・注意
冷えると脂が白く固まりますが、温め直せば元に戻ります。気温の高い時期は鍋のまま常温に置かず、食べ切るか粗熱を取って保冷してください。七味やおろし生姜、バターをひとかけ落とすアレンジもよく合います。
解説動画: ダッチオーブンで具材を大きく切って作る豚汁/野外料理家さくたろう
概要: 裏山に作った秘密基地でのデイキャンプで、ダッチオーブンを使って豚汁を作る回。煮干しで出汁を取り、ごぼう、大根、にんじん、長芋、ひらたけ、こんにゃく、豚肩ロースをどれも大きく切って鍋に入れ、コトコト煮込んでから味噌で仕上げるという流れ。まな板は使わず、ナイフやはさみでその場で切り分けている。
大きく切って45分煮込む: 豚肩ロースをかなり大きめに切り、それに合わせて他の材料も大きく切りそろえる。火にかけたら、肉の大きさから見て45分ほどを目安にじっくり煮込む。時間が来て大根に火が通り全体が柔らかくなっていれば味噌を入れる合図で、この回は45分でその状態になった。大きい具ほど時間はかかるが、そのぶん煮汁と一体になると説明している。
液味噌は控えめに入れて味見で足す: 味噌を溶く手間が省ける液味噌を、アウトドアでは便利だからとそのまま使っている。入れ方は目分量で、最初は軽めに入れて、味見して足りなければ追加するという進め方。出汁を取った煮干しは取り除かず、そのまま具として食べてしまう。最後にごま油を回しかけて香りを付けるのが仕上げ。
仕上がりの状態: 煮干しと野菜と豚肉の出汁が混ざり合い、汁も具もひとつの味にまとまった状態になる。大きく切ったはずの大根はとろとろに、ごぼうはほろほろに崩れる柔らかさで、大きさが気にならない。寒空の下、薪ストーブを眺めながら食べる冬のデイキャンプ向けの一品として締めくくっている。