焚き火バウムクーヘン

デザート

一時間かけて塗っては焼く

どんな料理?

太い竹や麺棒に生地を薄く塗り、火の上で回しながら層を重ねていく、時間そのものを楽しむお菓子です。仕上がりまで1時間ほどかかりますが、待つあいだの手間が人を集め、子どもが最後まで飽きずに関われます。

材料

ホットケーキミックス200gに卵2個、牛乳150ml、砂糖大さじ2、溶かしバター20g。芯には太めの竹か、アルミホイルを巻いた麺棒を使います。芯に薄く油を塗ってからホイルを巻くと、焼き上がりにすっと抜けます。

作り方

生地はやや緩めに溶き、炎ではなく熾火の上で芯を回しながら、薄く塗っては焼くのを繰り返します。一層あたり2〜3分、表面が乾いてから次を重ねます。炎に当てると外だけ焦げて中が生のまま残ります。20層ほどで完成です。

コツ・注意

回す係と塗る係を分けると格段に楽になります。火の前に長く座るので、化繊の服は火の粉で穴が開きます。綿か難燃素材の上着を選んでください。焼き上がりは熱いうちに芯を回しながら抜くと、形を崩さずに外せます。

解説動画: 青竹を芯にして炭火で焼くバウムクーヘン/体験ちゃん【公式】国立青少年教育振興機構の体験・遊びチャンネル

概要: ちょうどよい太さの竹を切ってきて、それを芯にバウムクーヘンを焼く回。バウムクーヘンはドイツの菓子で、焼くときに木を燃やしてその香りを生地に移すことと、重なった層が木の年輪に見えることから「木のお菓子」とも呼ばれると紹介している。日本へは第一次世界大戦中にドイツの兵士が持ち込んだとされる。二人がかりで、塗っては焼くのを繰り返して仕上げていく。

竹の下ごしらえ:穴あけと油抜き: 竹は節と節の間が密閉されているため、そのまま火にかけると空気が膨張して節を破り破裂する。錐で節の間に一箇所穴を開け、空気の逃げ道を作っておく。続いて炭火で炙って油抜きをする。竹には油が多く含まれ、抜かないまま生地を塗るとつるつる滑って落ちてしまう。汗をかいたように油が出てきたら新聞紙で拭き取り、緑から黄色っぽい色に変わるまで三回ほど繰り返す。

生地づくり:メレンゲを合わせて固めに: 材料は卵10個、ホットケーキミックス600g、マーガリン300g、砂糖200g、牛乳少々。卵は黄身と白身に分け、白身は角が立つまで泡立ててメレンゲにする。黄身のほうへ砂糖、ホットケーキミックス、マーガリンを入れて手で丁寧に混ぜ、牛乳は硬さを見ながら少しずつ加える。最後にメレンゲを合わせてお玉で混ぜる。さらさらだと竹に乗らないので、もったりした固さに仕上げる。

塗って焼いて層を重ねる: 竹は温かいほうが生地が乗りやすいので、もう一度火で温め、出てきた油を拭いてから一層目を塗る。欲張って厚く付けるとボテッと落ちるので、25cmほどの幅に薄く広げる。落ちた生地は下にボウルを置いておけば再利用できる。炭の上で二人の息を合わせてゆっくり回し、きつね色になってしっかり固まったら次の層へ移る。一層目が焼けていないとそこからポロンと落ちるので、ここだけは待つ。

竹から外す・木の棒での代用: 焼き上がったら、生地の端から1.5cmほど内側に包丁を当てて一周切り、切り落とした端を取り除く。そのあと竹に沿ってまっすぐ一本切れ目を入れると、湯気を立てたままパカッと剥がれる。竹が手に入らない場合は木の棒でも作れるが、木は直接炭に当てると燃えてしまうため、アルミホイルをぐるぐる巻いてから竹と同じように回して焼く。