スギ
針葉樹
軽くて割りやすい着火の主役
特徴
日本の人工林でいちばん多く植えられている針葉樹で、まっすぐ通った木目のおかげで手斧でも素直に割れます。中心の赤みがかった心材と外側の白っぽい辺材の色の差がはっきりしていること、同じ太さの広葉樹より半分近く軽いことが、薪売り場での見分けの手がかりになります。
燃え方
小さな火種でもすぐに燃え上がり、いったん火が回れば勢いよく炎が立ちます。そのぶん燃え尽きるのも早く、太めの一本でも二十分ほどで崩れて熾火になります。ヤニや水分が残っているとパチンと爆ぜて火の粉が飛ぶので、テントや化繊のウェアからは距離を取ってください。
向いている使い方
焚き付けから火を育てる序盤までが本領です。鉛筆ほどの細さに割ってから井桁に組むと、着火剤なしでも火が回ります。フェザースティックの練習台としてもいちばん削りやすい木です。炎が安定してきたら火持ちのよい広葉樹に切り替えると、薪を足す回数がぐっと減ります。