ヒノキ
針葉樹
ヒノキは、香りがよく火付きも早い上等な薪。
特徴
樹皮は赤褐色で外面が灰色をおび、葉は鱗状です。本州・四国・九州に分布し、北限は福島県だと森林総合研究所九州支所の解説にあります。日本木材総合情報センターの表では、心材は淡紅色で辺材はほとんど白色、特有の芳香が材の価値を高めるとあります。気乾比重の幅は0.34〜0.54で、平均は0.44。スギ(0.30〜0.45、平均0.38)よりやや重い木です。
燃え方
岐阜県森林研究所が35cm以上に玉切りして乾かした試験では、含水率は伐採直後でヒノキ53%以上で、20%以下まで下がるのに4か月以上かかるとしています(スギは3か月以上)。乾く速さは場所や時期で差があるとも書いています。米国ユタ州立大学の普及資料は、針葉樹一般は樹脂が多く火の粉やパチパチが出やすいと説明しています。焚き火台の周りの燃えやすいものは離してください。
向いている使い方
森林総合研究所九州支所によると、材は建築材・器具材・船舶材・枕木と用途が広く、葉や幹からは香油が採れます。焚き火では、火を育てる序盤にヒノキを使い、長く焚くなら重い広葉樹に替えるのが無理のない使い分けです。米国ユタ州立大学の解説は、重い木ほど同じ体積あたりの熱が多く、生木は乾いた木より煙やクレオソートが多いとしています。
出典
- 公的機関 森林総合研究所 九州支所 ヒノキ
- 資料 一般財団法人 日本木材総合情報センター 木材の種類と特性:ヒノキ
- 資料 一般財団法人 日本木材総合情報センター 木材の種類と特性:スギ
- 公的機関 岐阜県森林研究所(2013) 針葉樹薪の乾燥過程を調べました
- 公的機関・英語 Utah State University Extension(Michael Kuhns・Tom Schmidt) Wood Heating