杉の葉・松ぼっくり

焚き付け・着火材

拾って使える天然の焚き付け

特徴

地面に落ちて茶色く枯れた杉の葉と、かさが大きく開いた松ぼっくりは、どちらも油分を含んだ優秀な天然の焚き付けです。かさが閉じている松ぼっくりはまだ湿っている合図なので、しっかり開いて軽くなったものを選んで拾い集めます。

燃え方

杉の葉は一瞬で炎が立ち上がり、十数秒で燃え尽きます。松ぼっくりは脂を含むぶん少し長くもち、小枝へ火を渡す橋渡し役になります。どちらも軽い燃えかすが火の粉になって舞いやすいので、周囲の枯れ草を払ってから使ってください。

向いている使い方

着火の最初の一手として、下に杉の葉、その上に松ぼっくり、さらに細い枝という順で重ねると素直に火が育ちます。設営が終わったらまず足元を見て集めておくと、暗くなってから慌てずに済みます。キャンプ場や林の中では採取が禁止のこともあるため、現地のルールを先に確認しましょう。

解説動画: 拾った杉っ葉と松ぼっくりで焚き火をおこす/田舎で遊ぼう おいちゃんねる

概要: 涼しくなってきて焚き火にちょうどいい季節、と庭先で火をおこす回。薪はあるので、せっかくだからと、その辺に落ちている杉っ葉と松ぼっくりを拾って焚き付けにする昔ながらのやり方を見せている。拾い集めるところから始めて、井桁に組んで火をつけ、そこからナラの薪へ火を渡していくまでを一通り実演している。

松ぼっくりはかさの開き具合で選ぶ: 焚き付けといえばまず松ぼっくり、と拾い始める。松ぼっくりは油っぽいので火の付きがいいと説明し、落ちている場所へ行けばいくらでも見つかると話す。ただしどれでもよいわけではなく、かさがしっかり開いているものがいいという。閉じ気味のものは置いて、もっと開いたものはないかと地面を見て回り、形の良いものだけを次々に集めていく。

杉っ葉は軽い針葉樹の枝葉: もう一方の焚き付けが杉っ葉で、スギのような軽い針葉樹の枝葉が焚き付けには向くと話している。枯れて地面に落ちたものをそのまま拾い、束にしていくだけでよい。松ぼっくりと同じでわざわざ買って持ち込む必要がなく、山でも庭先でもその場で調達できるのが強みになっている。後から足すナラのような重い木と違い、乾いて軽くなった針葉樹だからこそ最初の一手に向く、という使い分けである。

井桁に組んで火をつける: 集めた材料は井桁に組んでから火をつける。組んだ中へ杉っ葉を差し込み、形のまちまちな松ぼっくりも隙間に落とし込むようにまとめて放り込んでいる。量はざっくりでよく、少し大きめの束になっても構わないという。火をつけるとすぐに炎が立ち上がって、まずは立派な煙が上がり、そのまま焚き付け全体へ燃え広がっていく。

焚き付けから薪へ火を渡す: 焚き付けが燃えだしたら、次は薪の木の種類の話になる。使っているのはナラで、火の付きは悪いけれど、いったん燃え出せば煙が少ないと評している。何を燃やすにしても乾いたものを使うのがコツで、火が育つにつれて燃えにくい大きなものへ順に移していくとちょうどよい。この順番さえ覚えれば何でも燃やせる、というのがこの人の焚き火の基本である。