酵素洗浄成分
角質ケア成分
たんぱく質分解酵素で古い角質を落としやすくする洗浄成分
何をする成分か
酵素洗浄成分は、パパインやプロテアーゼなどのたんぱく質分解酵素を配合した洗浄料で、皮膚表面に残った古い角質のたんぱく質にはたらきかけ、洗い流しやすくするものです。酸を使うAHA・BHAとは異なる仕組みで、肌を整え、なめらかな状態に近づける目的で使われます。粉末タイプの洗顔料に配合されていることが多く、水を加えて泡立てて使用します。
向く肌質
皮脂や角質のざらつきが気になる肌に向くとされていますが、乾燥肌や敏感肌では使用頻度を控えめにするなど様子を見ながら取り入れるのが無難です。
使い方
週に数回など、毎日の洗顔とは別に使用頻度を控えめにして取り入れる使い方が一般的です。酵素は水に触れると働き始めるため、清潔で乾いた手で必要な分だけ取り出して使うことが勧められます。
注意点
酵素を配合した洗浄料も肌への負担がまったくないわけではなく、洗いすぎるとつっぱり感や乾燥を招くことがあります。目や粘膜につかないよう注意し、使用後に赤みやかゆみが出た場合は使用を中止してください。症状が続く場合は皮膚科に相談してください。
解説動画: 敏感肌でも使える【酵素洗顔】を専門家が選んでみた。名品5点の成分特徴+酵素の働きやデメリット・正しい使用頻度も詳しく解説!/かずのすけ
酵素という成分の性質: 酵素はたんぱく質の一種で、特定の物質だけに反応してそれを分解する性質を持っています。だ液に含まれるアミラーゼがでんぷんを分解するのと同じように、酵素洗顔料に使われるプロテアーゼはたんぱく質を分解する酵素です。皮膚の表面に残った古い角質もたんぱく質でできているため、プロテアーゼがそこにはたらきかけることで、洗い流しやすくなるとされています。
粉末タイプが多い理由: 酵素は水に触れると少しずつ働きを失っていく性質があります。そのため、あらかじめ水分の多い液体に溶かした状態の洗顔料には配合しにくく、市販の酵素洗顔料の多くが粉末状になっているのは、使う直前に水を加えて泡立てることで、酵素の働きが失われないうちに肌にのせられるようにするためだと考えられます。
肌のバリアも同じたんぱく質でできている: プロテアーゼが分解するのは、毛穴に詰まった古い角質だけではありません。皮膚のバリア機能を担う角質層も同じケラチンというたんぱく質でできているため、汚れと肌本来の組織を選んで分解することはできないとされています。バリア機能が低下している肌や乾燥・敏感な状態にある肌では、洗浄力の強さがそのまま負担につながる可能性がある点に注意が必要です。
使用頻度と使い方の目安: 洗浄力が強い酵素洗顔料ほど、毎日ではなく週に1回程度など頻度を控えて使うことが勧められています。また、酵素は水よりもややあたたかいぬるま湯の方が働きやすいとされており、溶かす際の温度によって洗浄の実感が変わることがあると言われています。