霧が止まっているあいだ

酸素の届きかた

根が空気に触れるのは、霧が止まっているあいだです。休みが酸素の時間になりますが、長すぎれば水の膜ごと乾きます。

何が起きているか

噴霧が止まった瞬間から、表面の水が減りはじめます。膜が薄くなるほど酸素の通り道が短くなり、根が空気から直に受け取れる時間になります。同じ時間に蒸散が根の水を引く動きも進むので、休みが延びれば膜は消え、今度は水が足りない側へ倒れます。休みは、酸素と乾きの両方を一緒に進める時間です。

何が効いているか

効くのは長さだけではありません。チャンバーの湿度と温度、風の当たり方、粒が残した水の量、根の詰まり具合が、同じ休止時間の意味を変えます。報告されている設定にも幅があり、リンゴ台木で120秒ごとに10秒(Al Farqani ら 2024)、ツボクサで5分間隔・1日288回(Lee ら 2026)といった値が並びます。決めかたは休止時間の決めかたへ渡します。

目で見て分かること

止めた直後から根を見て、表面の光りが引くまでを数えると、休みが効いているかが読めます。次の噴霧の前に白く乾いた面が出るなら短すぎ、ずっと濡れているなら余っています。行き過ぎれば根の先が乾いて縮むや昼だけしおれて夕方に戻る、足りなければ根が茶色く変わるの側へ出ます。同じ棚でも、風の当たらない株から先に出ます。

どこまで確かめられているか

停止側を延ばして水ストレスを作った実験はあり、10秒の噴霧に対し停止を5分から50分まで段階的に延ばした綿の例が報告されています(Lin ら 2024、Scientific Reports)。ただし、休みの長さと根のまわりの酸素を同時に測った資料は見当たりません。止まった時間と傷み方の関係も、停電で霧が止まると数分で枯れる?のとおり目盛りがないままです。