記録用ノート
記録用ノートは、うまくいった条件をその場で数字のまま残し、次に同じ条件を再現するための道具です。
写真: Sembazuru / CC BY-SA 2.0(Wikimedia Commons)効く場面
趣味の中身は、たいてい設定と結果の繰り返しでできています。焙煎の温度と時間、釣った場所と潮と仕掛け、絵の具の混ぜ方、水やりの間隔、練習した曲とテンポ。うまくいった日の条件は、その場では覚えた気になっていても翌週にはもう思い出せません。書き残す値打ちは記録そのものより、次に同じ条件を再現できることにあります。失敗した日も同じで、何を変えたかが書いてあれば原因が一つに絞れます。手が汚れる作業や電波の届かない場所では、紙のほうが素直に使えます。覚えているつもりの条件は、次にやるまでの間に少しずつ都合よく書き換わります。だから、その場で数字のまま残すことに意味があります。
選ぶときに見るところ
使う場所で決まります。屋外なら耐水紙と硬い表紙、机の上なら開いたまま平らになる綴じ方(糸かがりやリング)。方眼は図や表を書くときに効きます。持ち歩くなら小さく、種の袋や部品の袋や写真を貼るなら大きく。凝った書式を先に作り込むと書かなくなるので、日付・やったこと・次に変えることの三行から始めてください。スマホで撮った写真がすでに記録になっているなら、ノートは要らないこともあります。一冊目は凝らない物にして、書き方が固まってから丈夫な物へ移ると、書式ごと縛られずに済みます。書かなくなるときは、たいていノートの置き場所が道具から離れています。
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