oa

母音ペア

oaは、oが名前の/oʊ/を言いaが黙る母音ペアで、アルファベットのOの名前どおりの読みです。語の途中に来て、語末ではowになります(snow, grow)。クライマーの1963年の調査では、oaを含む語の97%がこの読み方どおりで、例外はcupboardの1語だけでした。broadは/ɔː/と読む別の例外です。

どう読む?

/oʊ/。O の名前(オウ)です。日本語の「オー」と違って、途中で口が狭くなって「ウ」に向かいます。ここを平らに伸ばすと、いかにもカタカナの発音になります。アメリカ英語の発音を教える Rachel's English は、あごを下げた位置から始め、唇を丸めて舌の奥を持ち上げる動きだと説明しています。同じ解説では、イギリス英語の出だしはあいまい母音で、あごの下がりも小さいとされています。

ルール

母音ペアの基本どおり、o が名前を言い a は黙ります。語の途中に来て、語末では ow になります(snow, know, grow)。クライマーの1963年の調査(初級読本4種と基礎語彙から集めた約2600語)では、oa の97%が /oʊ/ どおりでした。ai(64%)・ea(66%)より高い数字です。

例外

broad は /ɔː/ で例外です。クライマーの調査で例外に数えられたのは cupboard の1語でした。ow は /oʊ/ とは限りません。同じ調査で ow が長い o の音になった割合は59%で、own は当てはまり、down は例外でした。数が少ないので、oa はルールを信じて大丈夫です。

例語

boat, coat, road, soap, goal, toast

出典

  1. 論文・英語 Theodore Clymer(1963) The Utility of Phonic Generalizations in the Primary Grades
  2. 資料・英語 Rachel's English English: How to Pronounce OH [oʊ] Diphthong
  3. 資料・英語 Rachel's English American vs. British English – Vowel Sounds – Pronunciation differences

解説動画: low と law で聞き分ける「オウ」と「オー」/『あいうえおフォニックス』英語発音

オウとオーは別の音: low の「オウ」と law の「オー」はまったく別の音なのに、日本語話者はここが混ざりやすい、というのが動画の中心。どちらを言っているか当てるクイズを途中にはさみながら、聞き分けと言い分けを同時に練習させる作りになっている。

それぞれの出し方: 「オウ」は最後に小さい「ウ」を忘れないのが要点だとしている。対する「オー」は口を縦に開け、喉をリラックスさせて出す。両方を並べて同じ音か違う音かを聞き分けさせ、答えは別々の音だと確認している。

日本語の表記に引っぱられる: 混ざる原因を、日本語では文字と音が合っていないことに求めている。「王様」は「おう」と書きながら「オー」と伸ばして読むし、no や goal も「ノー」「ゴール」とカタカナでは長音で書く。本当は「オウ」の音なのに、表記のほうが「オー」を刷り込んでいる。

つづりの手がかり: つづりからの見分けも整理している。o にサイレントEが付く語は「オウ」、au・aw と書く語は「オー」。ただしow は「アウ」とも「オウ」とも読まれると注意していて、ここはつづりを見ただけでは決まらない。