/ɔːr/

r音性母音

/ɔːr/は、forのorが表す、唇を丸めた長い「オー」に舌を奥へ引いて丸めるrの響きを重ねた音です。/ɑːr/と同じ舌の動きを使いますが、唇を丸めるかどうかという点が違います。イギリス英語(RP)ではやはり語末のrを発音せず長い「オー」だけが残り、アメリカ英語ではrの響きが最後まで聞こえます。

どんな音?

唇を丸めた長い「オー」に、舌を奥へ引いて丸める r の響きを重ねた音です。/ɑːr/と同じ舌の動きを使いますが、唇を丸めるかどうかという点が違います。「オー」の音色を保ったまま、音の後半で舌を奥へ丸めていき、唇の丸めを先に緩めてしまうと/ɑːr/寄りの響きになってしまいます。for や more のような機能語・頻出語にそのまま出てくるので、聞き逃すと文の骨格を取り違えます。

口の作り方

唇をすぼめて「オー」と言いながら、舌先をどこにも付けずに奥へ持ち上げて丸めると出せます。唇の丸めと舌の丸めを同時に保つのが難しい場合は、まず「オー」を安定させてから舌だけを後から丸めると練習しやすくなります。舌先が歯や天井に触れていないか、鏡で確認すると分かりやすくなります。唇の丸めが弱いと/ɑːr/に近づいてしまうので、丸めの強さも忘れずに意識します。

日本語とのちがい

イギリス英語(RP)ではやはり語末の r を発音せず、長い「オー」だけが残ります。アメリカ英語では r の響きが最後まで聞こえます。for, door, more のような機能語・頻出語に多く出るので、/ɑːr/と唇の丸め方だけを対比して覚えると2つの音を区別しやすくなり、r 付き母音全体の理解にもつながる、応用範囲の広い視点です。for は前置詞として文中に頻出するので、この母音が聞き取れるかどうかが文の理解を大きく左右します。

この音を含む語

for, more, door, story, north, born