/ɜːr/

r音性母音

bird の ir。日本語のどれとも違う

どんな音?

母音を出しながら舌を奥に引いて丸める音です。「アー」でも「ウー」でもない、こもった響きになります。

口の作り方

口を半分開けて「ア」と言いながら、舌先をどこにも触れさせずに持ち上げて奥へ丸める。舌が口の中で宙に浮いている状態です。

日本語とのちがい

日本語話者は「アー」で代用しがちですが、舌を丸めないと r の響きが出ません。逆に、この舌の形さえ作れれば、r の付く語はすべて楽になります。

この音を含む語

bird, her, turn, work, first, girl

解説動画: earn の母音はシュワーではない 舌を引く r 母音の作り方/Yumi's English Boot Camp

シュワーとは別の音: earn の母音はシュワー(曖昧母音)ではないのか、という視聴者の質問に答える回。発音記号は似ているが、これは r とくっついて合体した1つの r 母音で、シュワーと違って喉の奥を鳴らす成分が入るのが決定的な違いだと説明している。記号が似ているぶん取り違えやすい音として扱っている。

口と舌の作り方: 舌をギュッと引いて舌の根元が盛り上がる形にし、喉を締めて奥を鳴らすのが作り方で、舌先はどこにも触れさせない——触れるとラリルレロに近い日本語の r になってしまう。口の中は自分では見えないぶん思い切り引くよう勧め、口の形と舌の動きを意識させている。毎日数分でも3〜4日続けるとだんだん近い音が出せるようになるという。

語尾の n でやりがちなミス: earn、burn、learn、turn は最後が n なので、いったん奥へ引いた舌を、もう一度上げて閉じ直す必要がある。引いたままだと「えん」のような日本語の音で終わってしまう。引く・戻すの二段構えがこの語群のポイントだとしている。

強いときと弱いときの違い: teacher や father のように語尾に来る er や or はストレスが乗らない弱いバージョンで、強く伸ばさず軽く喉を流す。強いときと弱いときで音そのものは同じで、違うのは長さだけ——ストレスが乗れば長め、乗らなければ短め、という差として覚えておくよう説明している。