分けつ(tillering)
意味
分けつは、イネや麦などイネ科作物で、葉の付け根から新しい茎が出る枝分かれである。
解説
分けつの数(茎数)は生育とともに増えて最高に達し、その後減って一定の値に落ち着く。穂をつける有効分けつと、穂をつけずに終わる無効分けつがある。どの葉の付け根から出たかで位置を表し、第1葉から出るものをT1、以下T2、T3…と呼ぶ。分けつからさらに出るものは2次分けつという。
イネでは1本の分けつに1つの穂がつくため、分けつの数は穂数、ひいては籾数と収量を大きく左右し、少なすぎると後から補いにくい。生育は移植・活着、分けつ期、幼穂形成期、出穂期、登熟期、成熟期と進む。栽培学・作物学で、収量構成要素や同伸葉理論とともに学ぶ。
出典
栽培学 007outline-1 イネの生育の概略 http://www.shinshu-u.ac.jp/faculty/agriculture/lab/hagiwara/lec/saibai/007outline.pdf
水稲における分げつ発生の規則性と変異に関する作物学的研究(日本作物学会講演要旨) https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcsproc/227/0/227_0_422/_pdf