サイトカイニン(cytokinins)

意味

サイトカイニンは、植物の成長や実りを促し、老化を抑える植物ホルモンの一群である。

解説

サイトカイニンには側鎖の構造が異なる複数の型があり、代表的なものにトランスゼアチン型(tZ型)とイソペンテニルアデニン型(iP型)がある。理化学研究所環境資源科学研究センターの木羽隆敏、榊原均らは、側鎖の修飾を担う酵素CYP735Aを特定したと2013年に発表した。

tZ型を作れないようにした植物では葉や花茎など地上部の成長が抑えられ、iP型にはその作用がなかった。サイトカイニンが担うのは成長と実りの促進、老化の抑制だが、この結果は、量だけでなくどの型を作るかという質の制御が地上部の成長を左右することを示している。

出典

植物ホルモン「サイトカイニン」の「質」の重要性を解明 https://www.riken.jp/press/2013/20131126_1/index.html